テラーノベル
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コメント
17件
コメントすんの遅れてゴメン… めちゃくちゃ面白いんだけど?! 鋏美でてて嬉しい(^^)
えまってめっちゃ面白いです! うちの子が可愛い
めっっちゃ 面白かった !
夜の静まり返った廃倉庫街。 街灯の下、白色の髪をなびかせた少女・桃瀬が、逃走する男の背中を捉えていた。
桜華 凪
桃瀬はぴょんぴょんとはねるような足取りで、男との距離を詰める。その手には、月光を浴びて鈍く光る日本刀が握られていた。
男が角を曲がり、行き止まりの広場に逃げ込んだところで、桃瀬は楽しそうに声を上げる。
桜華 凪
しかし、男は震えてはいなかった。不敵な笑みを浮かべ、指をパチンと鳴らす。 すると、暗闇から10人の屈強な男たちが現れ、桃瀬を円状に包囲した。
桜華 凪
桃瀬は怖がるどころか、頬を紅潮させて瞳を輝かせる。
桜華 凪
10人の部下たちが一斉に武器を構え、桃瀬に襲いかかる。 狂気の少女による、1対10の血塗られた「遊び」が幕を開けた――。
桜華 凪
桃瀬はひらりと宙を舞った。 一斉に放たれた銃弾が、彼女がさっきまでいた地面を虚しく穿つ。
桜華 凪
着地と同時に、一番近くにいた大男の懐へ潜り込む。 日本刀が、まるで生き物のように滑らかな軌跡を描いた。
敵
男が声を出す暇もなかった。 鮮血が夜の空気に舞い、桃瀬の頬を赤く染める。
桜華 凪
彼女は返り血を拭うことさえせず、次の獲物へと飛びかかる。 10人の敵は、もはや彼女にとって脅威ではない。 ただの「動く標的」であり、「遊び相手」に過ぎない。
桜華 凪
次々と振り下ろされる刃、突き出されるナイフ。 それらを桃瀬は、ダンスでも踊るかのように最小限の動きで回避していく。 ぴょん、と跳ねるたびに、敵の首筋や手首から赤い噴水が上がる。
桜華 凪
狂ったように笑いながら、解体作業は進んでいく。 数分前まで余裕を見せていた部下たちの顔が、いまや恐怖に引きつっていた。
敵
最後の一人が腰を抜かし、後ずさりする。 桃瀬は返り血で濡れた刀を肩に担ぎ、首をかしげてにっこりと笑った。
桜華 凪
静寂が戻った廃倉庫街に、桃瀬の楽しげな鼻歌だけが響き渡った。
返り血を浴びたままの桃瀬が、会議室のドアを乱暴に開ける。
桜華 凪
会議室の円卓には、すでにメンバーが勢揃いしていた。
甘乃るるか
副司令官のるるが、呆れたように刀の鞘を指で叩く。
雨虹 ぬい
司令官の初が、司令官席でふんぞり返りながら笑う。
雨虹 ぬい
その言葉に、部屋の空気が一気に冷え込む。
氷野伝 穂乃華
穂乃華が冷徹に言い放ち、手元の資料に目を落とす。
闇月 あると
最年長のあるとが、葛藤を隠しきれない表情で俯く。
鋏美
鋏美が巨大な鋏の刃を「シャキーン」と鳴らし、首をボリボリとかく。
星野兄弟
三つ子のレマ・アイ・レオが、不敵な笑みを浮かべて同時に声を揃えた。 その背後では、専属メイドのルルナが
宮野 ルルナ
と静かに会釈する。
哀沢 冬乃
最年少クラスのスナイパー、サイレンスがタブレットを操作し、地図を表示させた。
尾城 葉織
葉霧が弓を抱きしめ、必死に勇気を振り絞る。
愛瀬 愛香
夢野翠は、人の多さに震えながらも、毒の苦無をぎゅっと握りしめていた。
雨虹 ぬい