吸血鬼と俺の契約

俺は山口忠。 俺は昔から虐められやすい性格で友達と言えるのはツッキーくらい。 最近はバレー部の皆とも仲良くなれてると(自分なりには)思うけど、皆は俺の事どう思ってるんだろう…。

…だから俺は昔から一人で過ごす事が多くて、本を読む時間が多かった。 昔読んだ本で一つ印象に残っているものがある。

”吸血鬼”の本だ。

そう、”吸血鬼”はただの空想…。 そう思っていたのだけれど…＿＿。

俺は今からその”吸血鬼”に会う。

ﾋﾟｺﾝｯ♪

「もうすぐ着く。」

え＿＿？

…こんな自然な流れでツッキーの家にお邪魔してしまった…！！！

俺は…、初めて会った時から、強くてカッコよくて真っ直ぐな君に惹かれてた。 ”カッコイイ”って初めて思った。 ”好きだ”って。

…どんな理由であれ、こんなチャンス二度と来ない。 ツッキーもどんなお願いでもいいって言ってるし…、ちょっとくらい欲張ったって罰は当たらないはずだ。

それに、ツッキーが今はまだ僕のこと食料としか思っていなかったとしても、必ず好きにさせて、”本物の恋人”になればいい。