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流星side
道枝
えっ、なんで...
僕がタイムスリップしてきた事を知ってるの...?!
もしかして、みっちーも 過去に戻ってきたの?
もう、分からないよっ!
流星
流星
ドンドンドンッッ!!!
僕がどんなに叫んでも もうみっちーの声は聞こえなかった。
スマホで...助けを... あれっ...?
ポケットに入れてたはずのスマホも 無くなってる。 多分連絡できないように取られたんだ...
なんで...こんな事するん?
僕はただ、大ちゃんに気持ちを伝えようと それだけなのに。
忘れ物を...取り戻しに来ただけなのに。
僕を閉じ込めて、何になるんよっ...。
僕は大声を出したためか、 体の体力が奪われ、怠さが増してくる。
流星
流星
道枝side
パーティー会場の時から、流星くんはずっとソワソワして 落ち着きがなかった。
きっと、それは
大好きな大吾くんが婚約してしまうから。
でもね、流星くん。 俺にとっても今日は大事な日なんです。
大吾くんが婚約してしまえば、 流星くんは大吾くんを好きになるのを諦めるだろう。
僕にも... 流星くんを振り向かせるチャンスが回ってくる。
そう思っていたから。
なのに、なのに。
なんで過去に戻ってやり直そうとするんですか?
パーティー会場で席を外した 流星くんが気になって、後を着いて来ると... 聞こえてしまった願い事。
流星
それを聞いて、僕も居ても立っても居られず クッキーを口にした。
こんな事起こるはずないって思っていたけど...
本当に過去に戻って来れた。
こんなチャンス...もうない。
この状況を、阻止するしかない。
過去を変えてはいけない。
道枝
大好きな人を閉じ込めるなんて... 本当はそんな酷いことしたくなかった。
だけど、これしかなかった。 過去を変えないためには。