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月島と出会って数日後、 突然家のチャイムがなった。
その時の母さんは、 全てを諦めた顔をしてたのを覚えてる。
そんな母さんを無視して、 ドアを開けて立って居たのは
おじさん
子供…！？
あの時は分からなかったけど、 今は分かる。 警察官だった。
日向
……？ おじさん、どうしたの？？
おじさん
……あぁ、すまない。
おじさん
ここは日向さんのお家で合ってるかな？
日向
うん、合ってるよ！！
おじさん
よかった、じゃあお母さんは居るかな？
日向
いるよ！
おじさん
おじさんね、お母さんとお話しないとなんだ。
おじさん
だからお家に入るね。
日向
……え？ うん。
お義母さん
翔陽、2階か…月島家にいてね。
日向
じゃあ、蛍ちゃんの家にする！
お義母さん
そう…わかったわ。
お義母さん
ねぇ翔陽、これだけ言わせて。
お義母さん
愛してる、そしてごめんね。
日向
……？ 俺も大好き！！
お義母さん
ふふっ、わかったから、行っておいで？
日向
はーい！ 行ってきます！！
おじさん
行きましたね……それでは。
おじさん
日向さん、貴方を逮捕します。
おじさん
貴方は月島さんと一緒に強盗をしましたね？
おじさん
そして、月島さんの奥さんを殺傷しましたね？
お義母さん
……えぇ、そうです。
お義母さん
……ただ、私は悪くない！！
おじさん
……分かりました、話は署で聞きます。
お義母さん
私は悪くないの！！
おじさん
事実、貴方は罪を犯しましたよね？
おじさん
その身分で何を言ってるんだかw
お義母さん
っ、それは………
おじさん
まぁ安心してください、月島さんもいますよw
お義母さん
………ごめんね、翔陽。
おじさん
……お子さんにちゃんと償ってくださいね。
日向
蛍ちゃん、遊びに来たよ！！
日向
………
日向
………………
日向
……あれ？ 蛍ちゃん？？
この時、幼いながら違和感を感じた。 だって……
日向
(なんで、泣き声が聞こえるの？)
日向
あ〜！ 蛍ちゃん、ここにいた！！
月島
………翔ちゃん？
日向
…なんで、そんな泣いてるの？
月島
だって…………
日向
だって？
月島
「お母さんが居なくなっちゃった。」
月島
「お父さんも警察に連れていかれちゃった。」
日向
待って、
日向
もしかして、お父さんが連れてかれた時、
おじさんが居た？
おじさんが居た？
月島
えっ……そう、だけど。
日向
…………あっ、
月島
もしかして……翔ちゃんも？
日向
……うん。
日向
てことは、もうお母さんと逢えないの？
月島
長い間、会えないかも……
日向
うそ、だよね？？
月島
嘘じゃないと……思う。
その一言で有り得ないくらい泣いたっけ。 あぁ、久々にお義母さんに逢いたい。
月島
……ねぇ、1つ言いたい事があるの。
日向
……何？
月島
……あのさ、家族にならない？
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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