桃青限定部屋

記憶喪失パロ&流血表現あり

そこそこ長いです

🔞等ないので桃青というかないふの話

真っ白な廊下。 人はほぼいない。

そんな入院病棟に俺が来ている訳、 それは

ｺﾝｺﾝｯ

俺の…彼氏、

彼は3ヶ月ほど前に事故にあい、 これまでの記憶がなくなってしまっている。

自分が誰だったかも、家族も友達も、

もちろん、俺とのことも。

最近、自分のことはかろうじて思い出してきたらしい。

今のないこは、

俺と付き合っていたことも、 俺のことをまろって呼んでたことも、 …そもそもの俺のことも。

何も覚えていない。 今のないこにとって、俺はただの一般人。

そんなやつに「彼氏」だなんて言われたら…困るだろうな

だって…、この事故は…

3ヶ月前

ﾀｯﾀｯ

ﾌﾞｩｩｩﾝ…

ﾊﾞﾝｯｯ!!

あの日、ないこは俺を庇ってトラックに轢かれた。

だから…元は飛び出した俺が悪い、

ｶﾞﾗﾗﾗﾗｯ

あの"いふ"って人、最近ずっと来てくれてる。

俺にとって大切な人…なんだろう。 でも、今日は言うのを渋ってた。

本当に大切な人なのかも、 関係ない悪い人なのかもわからないから

二人の家

二人で過ごしていた部屋。 一人だと寂しく感じる。

考えてもわかるはずがないこと。 俺に出来ることは話をし続けることしかない。

ｶﾞﾗﾗﾗﾗｯ

言わないと

彼女…いふさんが… 俺が、彼氏で…

久しぶりに彼の笑顔を見た。

まだ控えめだけど、 前のないこの笑顔だ。

元のないこが見れる日も、 そう遠くないかな。

このままいけば…思い出せそう

次の日

何か…思い出せる気がする

忘れていた、大切な記憶が

ぎゅ~~っ

なでなで