「名の無き者」

関東地方東京を中心とした、とある不良グループがあった｡

彼らには(グループの)名がなかった｡ そんな彼らは「名の無き者」と呼ばれていた。 彼らは最強と言われていた。

ここは、東京都のとある場所にある高校だ｡ しかし、ただの高校ではない。 地域の人々から恐れられている名の知れた不良高校である。

ある日､とある者がこの学校に転校してきた。 彼の名は、御影玲王

気がついているものもいるかもしれないが一応言っておく。 彼は「名の無き者」総長である。

スタスタ(歩)

タッタッタ(誰かの足音)

彼は、「名の無き者」の総長と知られてモブどもにしつこくチームに入れてくれと頼まれ困っていた。 そのくらい、「名の無き者」は若者の憧れなのである。 彼は、憧れるのは勝手だけどしつこく頼まれることはあまり好きではなかったため、隠すことにしたのだ。

彼の考えは、「憧れるのはのは勝手だけれどしつこくされるのは嫌いだ。」 そして、招待を隠すことにしたのであった。 彼は、バレないよう見た目ももちろん変えてきた。 ダサイメガネに、ダサイTシャツそして､くしゃくしゃにした髪の毛　黒マスク 全身ダサイとしか言いようがない格好で歩いてきた人に声をかけた。