鏡よ
鏡。
鏡さん
この世でいっちばん
美しいのは誰かしら
由伸
颯一!!
由伸
お前サボってないでハードル回収しろや!!
由伸
その無駄にデカい身長の出番やろ!!
颯一郎
嫌だね。腕痛いし
颯一郎
ふふ、由伸筋肉付くんじゃない?
由伸
はぁ⁇ごめんやわ!!
由伸
ええからさっさと運べこのウド!!
颯一郎
誰がウドだよ!!
由伸
お前しかおらんやろ!!
ーー!ーーー、!!
いいなぁ、
お前どっち派?
何が?
山本か山崎か
うーん、
山本かな、顔可愛いし
えー?、俺山崎派だな
何で?
女みてぇだもん
それに色っぽいし
まぁ、そうか?
でも山本だって─────、
廣岡
………。
山崎颯一郎
隣の席の綺麗な男の子
俺は知っている
本当は誰よりもあいつが大人な事を
いつも由伸と子供みたいに喧嘩しているあいつの本当の姿を
俺は知っている
知ってしまった
あいつと俺だけの秘密の約束
約束して
誰にも言わないって
俺達だけの秘密だよ
ーーッ!、ーーー!!
由伸
──────ッ!!
颯一郎
────…、
颯一郎
…(クル
バチッ
廣岡
…!、
廣岡
(今目が合った…?)
廣岡
…気のせいか、
山下
………。
紅林
………。
宏斗
えへへ、
紅林
切実に殴りたい
山下
右に同じく
紅林
何キスしてんだよデコ助野郎!!
山下
正直に言え!
山下
柔らかかったか!?
山下
柔らかかったんだろ!!
紅林
いや自己完結してんじゃん
紅林
それじゃ聞いてる意味ないでしょうよ
宏斗
それは…………、
宏斗
…えへへ、笑
山下
ニヤついてんじゃねぇよ
紅林
何だこの溢れんばかりの笑みは…、
透明人間の一件から俺達はいつも通りの日常を過ごしていた
山下
て言うかいつの間にそんな進展してたのさ
宏斗
…それは俺も、よく分かんないんだよね、
紅林
へ?
宏斗
だ、だって、いきなり、ち、ちゅーされて、
宏斗
…それで、
宏斗
それから何も言われてないんだよー!!
紅林
うわ、急に叫ぶな!!
山下
クレもね
宏斗
何なんだよあの思わせぶりな態度!!
宏斗
何か避けされてるし、遭遇するたびに顔赤らめるし、!!
宏斗
もう、
宏斗
もう、そんなのって、
宏斗
ほ、
紅林
「ほ」?
ガラッ
惚れてまうやろー!!ッ
宏斗
スッキリした
紅林
てか2年って外で体育してなかった?
紅林
ワンチャン聞こえるんじゃ、
宏斗
え、嘘!?やば、!
山下
何やってんだか、
颯一郎
…今の声って
由伸
…あんの、馬鹿、ッ!!////
颯一郎
………、
颯一郎
…大切にしなよ、
颯一郎
自分を大事にしてくれる人なんて中々出会えないんだから、ボソ
由伸
…?、颯一なんか言った?
颯一郎
なんでもなーい
颯一郎
ほらささっと片付けるよ
由伸
あ、ちょ、置いてくなや!
颯一郎
…んー、
颯一郎
疲れた、
バサッ、
颯一郎
ん、?
颯一郎
手紙?
颯一郎
またラブレター?
颯一郎
モテるのも楽じゃないねぇ
颯一郎
呼び出しだったら面倒くさいなぁ
パサ
颯一郎
…………は、
颯一郎
な、何で、
颯一郎
あの事、知って、
由伸
颯一郎?
颯一郎
…ッ、!?
由伸
それ、何?
続ク






