ミサ
いたた、
ミサ
あれ?ハニーくん、とトロワくん
トロワ
この間ぶりですね笑
ハニー
いいから早くどけって
ミサ
あ、ごめん
ムサシ
すまん
ハニー
じゃあその狩人って奴から逃げてきたのか
トロワ
僕たちハンター以外にそんな役職持ってる人いたかなぁ
ムサシ
いや、あれは恐らく一舎のザクロだと思う
ムサシ
雰囲気はだいぶ違ってたが
トロワ
でもザクロくんってそんな好戦的なイメージなかったどなぁ
ミサ
あれはザクロくんじゃないよ
ミサ
ザクロくんだけど、今はもう1つの人格の方
ムサシ
もう1つの人格?
ミサ
僕も一角兄さんから聞いたんだけどね、あれはジューゴくんを真似して作られたものだよ
ミサ
(人口生物ってことは言わないでおこう)
ミサ
でもその研究は失敗に終わり、研究所も壊されたはずだけど
ミサ
ザクロくんはその生き残り
ミサ
今のザクロくんが本当の人格
ムサシ
なんで、
ミサ
ジューゴくんが持つ強大な戦力をあいつらも欲しかったんだよ
ミサ
だから作ったんだ
ムサシ
今のザクロが本当の人格と言ったが、今までのザクロは
ミサ
ニセモノ、って言ってたけど
ミサ
僕は正直どっちでもいい
ミサ
僕が知ってるのは優しいザクロくんだし、僕はそんなザクロくんが好きだから
ミサ
どっちもザクロくんだし、本物とかニセモノとか僕からしたらどうでもいい
ムサシ
…そうだな
ムサシ
...待て、ザクロはお前らが作ったんじゃないのか、
ムサシ
一角が
ミサ
違うよ
ミサ
作ったのは僕らじゃない、カーズだ
ミサ
僕たちが追い回してたのはカーズが作った兵器だから興味を持っただけ
ミサ
って言ってた
ムサシ
…、
ハニー
おい待て、あいつがいるのってお前らがきた方向だよな
ムサシ
あぁそれがどうした
ハニー
さっきそっちに10舎のDっ奴と13舎のヘタレが向かったところだぞ
ムサシ
ジューゴが...?!
ミサ
(あの2人が接触すればジューゴくんの記憶が戻るのも近くだな)
ミサ
(ここは僕が関わらない方がいいか、)
ミサ
(思い出してくれるのは僕にとっても嬉しいことだし)
ミサ
(僕はそっちより九雀姉さんに会いに行くか笑)
ミサ
(あの雷は多分一角兄さんだし、2人で来るのかな)
ミサ
(会いたいな笑)
ハニー
ミサは行かないのか?
ミサ
え?
ハニー
あいつのこと心配だからすぐに飛び出すのかと思ったからさ
ミサ
あの2人が接触することは僕にとって都合がいいことだからね
ミサ
邪魔しないでおくよ
ミサ
それに僕は他に行くところができたから笑
ミサ
ハニーくん達が行ってあげてよ笑
ハニー
はぁ?なんで俺が
ミサ
頼りにしてるから笑
トロワ
いいじゃないそれに僕らも心配だしね笑
トロワ
頼られたからには行かないと笑
ハニー
…まぁミサが言うなら、
ミサ
ありがとう笑
ミサ
ムサシくんはどうする?
ミサ
ここにいる?
ムサシ
あぁ、動けねぇしな
ミサ
多分待ってれば看守が迎えに来ると思うから
ミサ
あ、黒のスーツと仮面を殺すしてる人達には気をつけてね
ムサシ
は?
ミサ
じゃ笑
ムサシ
ちょ、
ムサシ
はぁ
ミサ
ピクッ
ミサ
(ジューゴくんのエルフ細胞の気配が強くなった、)
ミサ
(ザクロくんが何か言ったのか、それでジューゴくんが閉じこもってエルフが出たってとこか)
ミサ
(悲しんでるかな...)
ミサ
(でも、完全にエルフに乗っ取られることはないはず、)
ミサ
(それにハジメくんもら来てるからエルフはどうにかしてくれそうだし)
ミサ
(この調子だと、もうすぐ帰れそうだからそれも一角兄さん達に伝えておきたいしね)
ミサ
(そっちを優先しよう)
本部
ブランクがあるからまだ上手く扱えないと聞いていたんだけど、少し甘く見すぎていた
本部
ここは一先ず引いて出直すことにするよ
D
逃がすか!
猿門
キキキ笑
猿門
脱出ねぇ
猿門
看守の前でよくそんなことが堂々と言えたもんだな
猿門
むしろそっちの方が捕まえがいがあるってもんだぜ
D
南波の犬が
D
いや猿か
ミサ
(あっちはあっちでやってるな)
本部
あなたは、33番か
ミサ
知ってるんだぁ笑
ミサ
僕もその本部とやらに連れていく?笑
本部
いや、あなたには手を出すなと言われているのでね
ミサ
.......
本部
だけど、所長のために来てほしいな
ミサ
ピクッ
ミサ
なんで僕があいつの所になんかに行く必要があるんだ
ミサ
君に出来るものなら僕を無理やりでもあいつの元に連れていってみろよ笑
ミサ
『止まれ』
本部
.......
本部
残念聞かないみたいだね
ミサ
(何故だ、仮面をしているからか?)
ミサ
(僕の目は確かに認識していたのに、何故、)
ミサ
(いや、それでも僕の能力が通用しないなんて)
ミサ
(素顔なんて僕にとってはどうでもいいはず、)
ミサ
(あの仮面に理由があるのか)
ミサ
(それとも5舎の札みたいなものを体につけてるとか、)
本部
来てもらおう
ミサ
まぁ別に能力通じないなんて些細なことだけどね
ミサ
ほら来なよ笑
本部
ダッ
ミサ
(思ったより強いな)
ミサ
(これはやばいかも)
本部
蹴る
ミサ
ッッ
ミサ
イッタ
ミサ
僕の顔蹴るとかサイテー
ミサ
しかも2人がかりとか、卑怯じゃない?
本部
それでも未だに捕まえきれないとは思わなかったよ
本部
手間がかかる
ミサ
それはどうも
本部
背中がお留守だよ
ミサ
?!
ミサ
チッ
ミサ
『横に移動しろ』
本部
!!
本部
(自分に能力を使って避けたのか、)
本部
(やはり戦闘に慣れているな)
ミサ
フンこれくらい
ミサ
(面倒だな)
ミサ
『頭を狙え』
本部
グッ
本部
(転がっている石を使ったのか)
本部
ッ
ミサ
(うわっまた顔に)
ミサ
あれ?猿門く
猿門
?!
ミサ
?!
事故チュー
ミサ
痛い!!
猿門
てめぇ何してんだ!
ミサ
それこっちのセリフなんですけど?!
ミサ
なんで避けた先に猿門くんがいるのさ!!
猿門
お前がこっちに来なけりゃあんなことしなくて済んだだろうが!!
ミサ
え〜何?照れてる?笑
ミサ
ただのキスごときで
猿門
うるっせぇ!それに今はお前の相手してる暇は
一角
て...
一角
てめぇ!💢
一角
俺の弟に手を出すなんざいい度胸じゃねぇか
一角
あ?
九雀
私の可愛い可愛いミサちゃんになんてことをッ!!💢
ミサ
あっ一角兄さん!!九雀姉さん!!笑
一角
殺す!
九雀
万死に値しますわ!
ミサ
え、
ミサ
(僕のために兄さん達が怒ってくれてる✨️)
ミサ
(カッコイイ///)
ミサ
(好きぃ笑///)
ミサ
あ、
ミサ
ちょ、ただのキスでそんなに怒らなくても
ミサ
僕は大丈夫だからさ!!ね?
ミサ
事故だったし
一角
目の前にくる
ミサ
?
一角
ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ
ミサ
痛いよ兄さん
一角
よし
猿門
おい!
猿門
お前、あの時誰も知らないって言ってたよな!何故お前があの女と親しげにしてんだよ!
ミサ
言ったんじゃん
ミサ
僕は嘘つきだって笑
猿門
なっ
一角
うるせぇな
一角
俺らに構っていていいのかよ
猿門
あ?
一角
もうすぐあの塔に特大の雷が落ちるって言ったらどうする?
猿門
何だと、
一角
俺の作った雷はどんな生物も塵にする
一角
あの塔の中にはこの種目に参加している囚人と看守がいるんだろ?
一角
こんなところで油打ってていいのかよ
一角
何とかするなら今のうちだぜ?
一角
ま、間に合うかどうかは分からねぇけどな
一角
早くミサから離れろよ
ミサ
あ、行く前に
ミサ
僕と姉さんの会話消さないとね笑
ミサ
『消えろ』
ミサ
よし
九雀
大丈夫?ミサちゃん
ミサ
うん笑
ミサ
それにしても大きいね
九雀
えぇ天候を変えてしまわれたのも驚きましたけど、あんなものいつお作りになったの?
一角
奴らが種目に夢中になってる間にゆっくりとな
一角
やっぱり看守は看守だ
一角
お手並み拝見といこうじゃねぇの
ミサ
WOWやっぱ猿門くん凄いな笑
一角
所でお前も帰るか?
ミサ
もうちょっとしたら帰るよ
ミサ
先に帰ってて笑
九雀
危険な行動はしちゃダメよ?
九雀
帰ったら見届け人さんと3人でお買い物に行きましょうね笑
ミサ
うん!笑
一角
じゃあな
ミサ
またね〜笑
ミサ
(ジューゴくんの所に行ってみるか)
ミサ
(誰も怪我してないといいんだけど)
ミサ
(まぁハニーくん達いるし幾分マシでしょ)
ミサ
.......え、
ミサ
なにこれ、
ハニー
ミサ、
ミサ
なんでハニーくんもジューゴくんも怪我してるの、
ミサ
なんでザクロくんは眠ってるの
ジューゴ
.......
ハジメ
戻るぞ
ミサ
エルフがやったんだね、
ミサ
ジューゴくんは逃げちゃったんだ、
ジューゴ
ビクッ
ミサ
ごめん、僕の判断ミスだ
ミサ
全部
ミサ
最初から全部話せばよかったんだ、
ミサ
ジューゴくんが不安になることも傷つくことも、ザクロくんがこんなになることもなかった、
ミサ
ごめん、
ミサ
嫌われるのが嫌で、って、こんなの僕の都合でしかないんだけどね
ミサ
.......
ジューゴ
違う、俺が思い出せないから、
ジューゴ
知ろうとしなかったから、
ジューゴ
お前のせいじゃ
ミサ
ギュ
ミサ
ごめんね、ごめんね、
ミサ
何も出来ない兄さんでごめんね、
ミサ
弱い兄さんで、
ミサ
傷つけて、ごめんね泣
ジューゴ
.......
ジューゴ
!!
ジューゴ
(、前もどこかで聞いたような、)
ジューゴ
思えばお前は、いつもあいつらと正反対のことばかり言うよな
ミサ
え、
ジューゴ
いや、
ミサ
『来い』
ジューゴ
何したんだ?
ミサ
ザクロくんの中に入っていた弾丸を取ったんだよ
ミサ
攻めてもの償い
ジューゴ
.......
ウノ
ーーーーーーーー笑
ニコ
ーーーーー笑
ロック
ーーーー
ミサ
.......
ミサ
(ここは、僕からウノくん達に話せって言った方がいいのか、言わない方がいいのか)
ミサ
(先に僕から話すか)
ミサ
ジューゴく、
緋色
おー噂通り仲がいいな
緋色
いい事じゃねぇの
ミサ
!!
緋色
よぉジューゴまた会ったな笑
ジューゴ
ひ、いろ?なんでここに
緋色
あーそういな言い忘れてたな
緋色
俺はこの南波刑務所の所長で前に13舎の主任もやってんたんだぜ?
緋色
いや〜お前らも相変わらず元気そうで安心したよ
ロック
.......
ニコ
.......
ウノ
.......
ミサ
.......
ジューゴ
...?お前ら緋色のこと知ってんのか?
ミサ
...あったの、
ジューゴ
あ?
ミサ
いつ、あいつと会ったの
ジューゴ
3種目の時に、たまたま
ミサ
そう
ミサ
お前、なんのつもりでジューゴくんに接触した
緋色
なんだよ刺々しいな
緋色
10年、いや11年ぶりか
緋色
久々に会った家族にその言い方はないんじゃないか?笑
ミサ
...何が家族だ、
ミサ
今まで散々僕の仲間を殺してきたくせに
ミサ
それに、お前は父さんの失敗作だろうが
ミサ
家族なんかじゃない
緋色
寂しいこと言うなぁ
緋色
あの時、お前も連れていかなかったから拗ねてんのかよ
ミサ
違う
ミサ
僕からジューゴくんを引き離したことに怒っているんだ
ミサ
殺意が湧く
緋色
取り敢えず、話は後にして
緋色
お前らには今から7舎に来てもらう
緋色
ミサもな
緋色
大人しくしてほしい
緋色
話は後で聞いてやる
本部
.......
ミサ
.......聞いてやるよ
ミサ
ジューゴくんには手を出すなよ
緋色
あぁ
本部
目隠しと手首拘束
ミサ
.......(これじゃ、知らない奴には能力使えないな)
次回♡34