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ドオオオオ!!!

うわぁぁぁっ!!!

突然大爆発が巻き起こった。俺…ミスターレッドは共に生み出された爆風によって空中に飛んでしまった

もちろん、弟のブルーも。

コアを出してとりあえずは……と思った途端にこれだ。はぁ、SP戦はいつだって気が抜けないな

レッド

ゲホッ…大丈夫か弟!チッ…何だよこの仕掛けはよ……

レッド

前に授業でやったTNTを使ったジャンプ台みてぇじゃねぇか…

ブルー

それの逆利用みたいな感じか?…爆発はデカいわ風圧はすごいわ最悪だぜ…

レッド

あ‪”‬ー…地面が遠いなー…これどうやって受身とるんだよ…

ブルー

ってそんな事言ってる場合か!?今攻撃受けてる最中だぞ!?

ブルーが言っていることもあながち間違いではない。何メートルもあるSPが、どんどん小さくなっている

当たり前すぎるが、自分達が上空へ行っているからだ

この風が収まったら、どうなるか想像するのは容易い

───一発で粉々に砕ける、とね。

そんな事を考えていた。 その時

ギュン!!!

レッド

っ………!?何だこれ!?ってうぉっ!?

ブルー

うわぁぁぁ!?!?

風の動きが急激に変わった。右へ左へ、上へ下へ。

風に逆らえぬ二人は、上空でつられるままに風に遊ばれていた

それだけならまだ良かったが…… レッドの体に、影が重なった。振り向くと、黒い壁が後方に迫っているようだった

ふざけるな!と言わんばかりに見開かれたレッドの目

レッド

はぁ!?何だよこれは!このままじゃぶつk…

ドオオン!!

レッド

あガッ…🩸

ブルー

大丈夫か兄貴!って俺もやべぇ…………!

ドオオン!!

二人共強く、突然と現れた壁に体をぶつけてしまい、余程固いのか苦しげな表情を見せる

痛みが全身に駆け巡ったかと思えば、すぐさま風で引き剥がされ、ジェットコースターの様に左へ右へ。

ブルー

いっ…てぇな…何だよあれ…もうこれって…収まるまで耐えるしかないよな…

レッドは目まぐるしい風の中でも何とか首を縦に振った

ブルー

…っ!来るぞ!気を付けろ!

レッド

あ?どこにあんだよ

ブルー

横じゃない……上下だ!!

ギュン!!

今度は上に風が進み、同じく二人も上へ…そして黒い壁へと、体当することを選ばざるを得なかった

ブルー

受け身………

ドオオン!!

風圧でのめり込みそうだ。だった二発で足に血が滲んだ。

かと思えば───

ヒュッ

レッド

は………?

レッド

下かよっ…!!さっさと終われこのアトラクション…!!!

レッド

こういうスリル求めてるんじゃねぇよ!!

叫んだって足掻いたって意味は無い。風がいきなり切れたら、次は下の壁へ……

風切り音が聞こえる位に落下するスピードが速いことが分かる。____という事は

ドオオオン!!!

ブルー

カハッ…🩸

レッド

ゴホッ…🩸

先程の圧とは桁違いの威力が二人に襲いかかった

下手な爆弾を喰らうよりも、これが一番痛いかもしれない

激しい痛みが全身を襲ったと思えば、またすぐに風が巻き起こり、上の壁へと____

またまた激しすぎる痛みが体に響き渡ったと思えば____ その繰り返しが何度も、何度も。

五往復ほど繰り返されただろうか。本人達からすれば…途方もなく辛い時間だった事だろう

…まず、時間のことを考えられる余裕があったのだろうか。

気付けば体の至る所から赤き血が吹き上がり、白目を向きかけていた

早く終われ…速く終われ…と心の中で半永久的にこだまする

そして。ようやく。

悪夢の風が止んだ

レッド

……よう…やく…終わった…みたいだな…

ブルー

良かった…意識が消えかけてたぜ…俺…

ブルー

辛すぎだろ……痛すぎだろ…あの攻撃……

そんな事を言い合いながら、耳にひしひし来る風切り音。

……ん?‪”‬風切り音‪”‬____?

レッド

おい!!弟───

ドオオオン!!

落下していたことを忘れていた。レッドの言葉がなかったら、見事に命を失っていた事だろう

レッド

───!弟…助かったぜ…これがなきゃあっち行きだったな…

ブルー

はぁ…危ねぇ…間に合ってよかったぜ……

レッド

おい!!弟……下だっ!!

ブルー

…ぁ…(これ…終わったよな…兄貴と一緒にあの世行きかよ…)

ブルー

(つまんねぇ最期迎えるな俺達…)

ここまでで1.5秒

ブルー

(……いや……)

ブルー

(諦めるには早すぎんだろ!!)

ブルー

(俺の技で…何とか生み出せればいいんだけど…もしミスったら____)

ブルー

(‪”‬死‪”‬)

ブルー

(全力で生き残ってやるよ!!)「スノーブリザード」

ドオオオン!!

ブルーが生み出したフカフカで雪がクッションをつくり、無理矢理そこに落下したという訳だ

こんな時に水バケツでもあればよかったが、仮にあったとしても、風で全て吹き飛ばされている事だろう

レッド

にしてもタイミング最高だったな、さすが俺の弟って所か?

ブルー

へへっ、感謝しろよな兄貴!

ブルー

…正直成功するかどうかは不安だったけどな、何とかなってよかった……

深呼吸してブルーは言うと、ほぼ目の前に佇むSPを見上げる。

完全には出し切れていなかったコアだが、今はひょこりと浮き出ている状態になっていた

ブルー

あ、コアが出てる…?……さっきの壁的なので肉体使って減ったのか?

ブルー

……どうでもいいなそんな事。何にせよ良いじゃねぇか!

レッド

この距離なら弓矢で狙えるな。よし弟、俺のナイフを貸す、それを矢の代わりにしてコアに一発大技をぶち込め

レッド

俺の炎の力と、お前の氷の力があれば…必ずコアは消し飛ぶはずだ。

レッド

へっ、新しい合体技って所か?

ブルー

いい考えだな兄貴!それなら間違いねぇぜ!

レッド

そうと決まれば……ほれ、俺のナイフだ

ブルー

サンキュー兄貴、!

いそいそとブルーの弓に、本来なら矢の通る場所にナイフを通す

レッドが念じると勢い良く燃え盛る炎がナイフを包み込んだ。 そして、弓にも冷え切った氷山の如く冷たい氷が現れた。

ブルー

めっちゃ溜めて放たないといけなさそうだな。よっし…一発やるか!!

グイッとブルーが弓を手前に引くと、ナイフの周りに徐々に冷気がまとわりついていく

でも、ナイフの炎は消えそうにない。と言うか、お互いの力を高め合っている様に思えた

ブルーの顔は、真剣そのものだった。レッドも息を呑んで見守る

レッド

____!弟、そのまま溜めてろ!俺はめんどくせぇ奴らを片付けに行く!

ブルー

!?……わ、わかったぜ!

何を言っているか分からず、とりあえず頷くブルー。でも、腕は確実に弓を引いている

兄の言っていたことが分かったのは、また後の話。

───冷静に考えたら、悩む問題でもなかった話かもしれないが。

レッド

はぁっ……「レッドフレイム」!

ごぉぉおお!!🔥

ミスターレッドは必死に戦い続けていた。それは…視界の端で、SPから肉弾が放たれている事に気が付いたからだ

踏ん張っているブルーを邪魔させてはいけない。____とにかく止めなければ

十分に溜まる、その時まで。

レッド

あ‪”‬ー…てめぇらなんかに弟の邪魔はさせるかよ……いい加減にしろ…

レッド

…色んなもん傷つけておいて…タダで済むと思うんじゃねぇよ…

レッド

死ぬくらい当然の事だろうが!!!

赤い髪が炎のごとく揺らいだ。 両手に燃い【アカイ】丸い塊を浮かばせる

レッド

さっさ‪”‬とかかってこいよ!!

ビュン!!

鎌のような黒い物を、レッドは次々撃ち落としていく

──────右端の方で、紫色の光が溜まっている事を、まだ知らなかった───

運命【サダメ】の裏表

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