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ゆず
使用人
俺が少し町に出ている時だった。
初代
初代は俺の傍から離れていった。
けれど、初代はずっと生きている。
現に今も紅葉に生まれ変わって生きている。
何回も生まれ変わって永遠に朽ちることは無い。
そんな初代を見て俺は初代の傍からもう離れなくないと強く思った。
俺の全てを"それ"に捧げることを条件に"それ"は俺を受けいれた。 そして俺は亡霊となった。
紅葉はこれらを何も知らない。
これは昔昔の何千年も前のお話。
みーくん
初代
みーくん
初代
初代
初代
初代は元々、病弱で このことを弱みだと思った東山家が"それ"に手を出し、初代に呪いをかけた。
人々はその呪いを祝福したが、"それ"は東山家許さなかった。
そうして後に、東山家は"それ"を恐れ従うようになる。
初代は"それ"に呪われた時、神様に最も近い存在になった。
そして、初代の体調は人並み程度の体調に戻っていって、幼い性格、幼い顔になっていった。
みーくん
初代
本来の初代は落ち着いていて、あまり喋らない内気な方だった。
けれど、今の初代は無邪気で無知だ。
みーくん
みーくん
呪われる前の初代が消えてしまった時、どれだけ絶望に落ちただろう。
初代のはずなのに、全く違う別人になってしまったのだから。
初代
初代
初代
初代はもちろん呪われる前の記憶は無い。
だからこそ寂しくてずっと傍にいたいと願ってしまったんだ。
紅葉(もみじ)
松里(まつり)
みーくん
紅葉(もみじ)
その笑顔は俺からいずれ離れて言ってしまうのだろうか。
紅葉は俺を見ても怯えないで接してくれる。
それは、紅葉は呪われていて全てが平等に見えるせいだ。
初代と仲良くなれたのも紅葉とこの関係をきずけているのも"それ"のおかげだ。
けれど俺は純粋に何度生まれ変わっても初代を紅葉を想っている。
誰にも渡す気は無いのに、永遠に絶対に結ばれないこの想いを俺は胸に秘めて
俺だけが今日も死んでいる。