ガチャッ
青
ドンッ!!
青
最近は恒例となりつつある、帰ってすぐの母親からの暴力
だが、今日は何か様子が違った
苛立ちを僕にぶつけている、という感じではない
僕自身に怒りが向いているような
母
青
母
青
母
母
青
僕に聞くなよ、
母
母
青
母
母
こちらこそあんたなんて親じゃないけどな
母親が去ったため、這うように自分の部屋へ向かった
頭がガンガンする
苦しさ、辛さ、苛立ちが脳を支配していて狂いそうだ
青
バッグから再度カッターを取り出す
袖を捲るとついさっき見たばかりの、傷で埋まった腕
スボンをまくると腕に似た沢山の傷
青
青
青
ガラガラガラガラッ
バシャーンッッ
青
いつも通りの朝
モブ達は僕の姿を見て笑っている
けれど、4人は僕を見て目を丸くしている
ま、理由は分かるけど
青
もう、どうでもよくなった
誰にどう思われたっていい。
ただ、まだ傷のない場所に傷を付けたくなった
青
汚れた席に着きボーッとしていた僕の耳に、とある会話が入る
モブ(使い回し)
桃
モブ(使い回し)
桃
モブ(使い回し)
桃
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
桃
モブ(使い回し)
桃
モブ(使い回し)
桃
へぇ
メンバーの誕生日は誰一人のものとして知らない
さとみくんは明後日...24日が誕生日らしい
ま、関係がこうなってしまった以上僕には無関係だけど
今日は昨日と違ってモブ達の道具になる
ドンッ..ゴスッ..ガンッ..
鈍い音が教室中に響き渡る
ガンッ!!
青
急に激痛が走る
傷だらけの足を思い切り踏みつけられた
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
味を占めたモブたちは集中的に足を踏みつけてくる
ここまでの痛さは久しぶりだった
青
僕が過呼吸を起こし、視界がぼやけた頃、モブたちは帰っていった
青
青
どうにか収めようとするけれど、なかなか収まらない
青
あーあ、だめだ
どれだけ時間が経っても、何をされても求めてしまう
そんな時、視界に誰かが映る
意識が朦朧としていて誰かは分からない
青
...っころん、ッ
青
ッ、大丈夫だから、落ち着こ、ッ
サスッ...
青
安心できるはずの、ずっと求めていた温もり
それが今は怖かった
青
青
青
ごめん、ッごめん...ッ
大丈夫、大丈夫ですから、ッ
青
サスッ..サスッ..
青
青
青
ころんは謝らなくていいねん、ッ
青
青
青
殴らないッ、殴らないから、ッッ
青
青
大丈夫、ッ大丈夫ッッ
ギュゥ...
青
青
抱き締められ温もりが体全体に触れる
引き剥がそうと必死に抵抗するがびくともしない
...ッ"、
ギュゥゥゥッ...
青
青
青
どれだけ嫌でも、怖くても
やっぱりこの暖かさで僕は落ち着いてしまう
視界にかかっていたぼやがなくなる
目の前には柔らかそうな桃色の服
赤
青
ドンッ
桃
青
桃
青
赤
青
青
青
黄
NEXT ≫♡9000↑
コメント
17件
なくよ、? ぶくしつです!
フォロー失礼します