津田見 藤華
(目を覚ます)...!?!?!?
津田見 藤華
ここは!?!?...村じゃない...
隣国の兵士
やっと目を覚ましたか、津田見。ここは隣国のマリヌ王国だ。
マリヌ王国とは...藤華の隣国であるいわゆる最強の王国。
津田見 藤華
...マリヌ王国...、!?何ふざけたこと言ってんのよ!?
隣国の兵士
生意気な口を聞くな。令嬢女。今から藤堂王子の所へ行く。絶対に怠けたこと言うんじゃねぇぞ。分かったな?
津田見 藤華
(心の中...藤堂王子って...あの、若き王子の...)
隣国の兵士
もし、失礼なことがあったら...
隣国の兵士
(銃を取り出す)
隣国の兵士
分かってるよな?
津田見 藤華
(腰が抜ける)...っ、わっ、わかりました、、
津田見 藤華
(心の中...何よこの兵士...ふざけすぎよ...!!でも生贄にされて結果はいずれ殺されるに違いない、)
兵士に引っ張られながら王国の若き王子の所に連れていかれる
隣国の兵士
藤堂王子、コイツが隣村にいた津田見です。
藤堂 陽也
...離してやれ。
隣国の兵士
は、はい(離す)
隣国の兵士
絶対に失礼な真似はするなよ、
藤堂 陽也
(藤堂が藤華の前に行く)
津田見 藤華
っ、(後ろに下がる)
藤堂 陽也
お前、名は?
津田見 藤華
つ、津田見 藤華です、
藤堂 陽也
(頷く)なるほど、
藤堂 陽也
...今日からお前はこの王国の女従業員だ。分かったな?
津田見 藤華
え、?
藤堂 陽也
驚くことは無いだろう?従業員を増やすだけだ。
津田見 藤華
(心の中...私が令嬢だってこと分かってないの、??村だったら従業員の仕事なんか絶対一切私にさせないのに、)
津田見 藤華
(心の中...でも、ここで従っておかなきゃ、いつ殺されるか分からないわ。)
津田見 藤華
...わ、わかりました。
隣国の兵士
お前、ブツブツ考えるな、素早くはっきり言え。失礼な行動をとるなと言っただろ?
隣国の兵士
(銃を取り出す)
隣国の兵士
俺が言った通りにしてやるよ、津田見。
津田見 藤華
っ、!?!?!?(心の中...ここで私死ぬの?!)
藤堂 陽也
無茶な行動をするな。銃を直せ。(藤華の前に立ちはだかる)
藤堂 陽也
(藤華を指さしながら)コイツは従業員なんだから、しっかり兵士らしい対応をしろ。使えねぇな、
隣国の兵士
申し訳ございません、、!!
津田見 藤華
えっ...、...なんで守るんですか...、??意味がさっぱり分からないんですけど。
藤堂 陽也
(ため息を付く)...だからさっきも言っただろ、従業員だからだよ。だし、俺は女一人ぐらい守ることぐらいは出来んだよ、、
津田見 藤華
へぇぇ...、、なるほど、
津田見 藤華
(心の中...私の村を殺した国の事はもっと親しみを持ってから聞くことにしよう、、なんかこの人変わってる気がするし...、)
藤堂 陽也
ほら、着いてこい、案内してやる。
津田見 藤華
あ、はいっ、
津田見 藤華
(心の中... ここに連れてきた理由は分からないけど...とりあえず今の状況で頑張らなきゃ、、)
そして、藤華のお仕事生活が始まったのだった。
作者
最後まで見ていただき、ありがとうございました!!いいねとコメント等、よろしくお願いします!!また3話もお楽しみに〜♡!!