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ある日のこと
夕方、署に戻る途中。
川沿いの道を歩いていると、らんがふいに足を止めた。
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指さした先は、古びたベンチ。
夕日が川面に反射して、ゆらゆら揺れている。
🦈
🌸
🦈
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らんは笑って誤魔化すけど、その笑顔はほんの少しだけ固かった。
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🦈
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その時のらんの声は、川の音よりも静かで、真っ直ぐだった。
何を守りたいのか、まだ聞けなかったけど。
歩き出した背中を見ながら、俺は胸の奥が少しだけ熱くなるのを感じていた。
ぬし
ぬし
ぬし
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