朝
菓雫梅(かなめ)
ふわぁぁ
菓雫梅(かなめ)
んん〜〜?
菓雫梅(かなめ)
やば、もう時間ないじゃん(笑)
菓雫梅(かなめ)
あ、、オーディション曲書くの忘れてた。
菓雫梅(かなめ)
ていうか早く行かないと💦
菓雫梅(かなめ)
よっしゃ!セーf_
初羅(そら)
菓雫梅、遅いぞ
菓雫梅(かなめ)
ごめんごめん
菓雫梅(かなめ)
1限目なんだっけ?
初羅(そら)
数学じゃね?
菓雫梅(かなめ)
嫌だ〜
ポツポツ
菓雫梅(かなめ)
__?
外を見ると雨が降っていた
菓雫梅(かなめ)
うっそ!私傘持ってきてないんだけど!
初羅(そら)
……
菓雫梅(かなめ)
どうしよ〜
ザーザー☔🌧
初羅(そら)
……ほら
菓雫梅(かなめ)
え?
後ろから初羅が傘を突き出してくる
初羅(そら)
一緒に入るか?
菓雫梅(かなめ)
な、何別にいいよ!
初羅(そら)
風邪ひくぞ?
初羅が私の頭の上で傘を差す
菓雫梅(かなめ)
もう、いいのに
そして私たちは沈黙のまま帰った。
肩が触れる時は心臓が跳ねる
菓雫梅(かなめ)
私ここだからバイバイ
初羅(そら)
……
初羅(そら)
頑張れよ
菓雫梅(かなめ)
……
菓雫梅(かなめ)
えっ?
初羅は走って帰ってった。
私は驚きでその場に座り込んで口元を手で覆っていた
菓雫梅(かなめ)
う、……そ…??






