恵美
あのさー今日、匠くんと一緒に話してたよなー?

花子
はい。でもそれは自分から話しかけたんじゃなくて、、

恵美
だーかーら私は匠くん狙ってんのー取ろうとしないでくれる?

花子
別に取ろうとなんて思ってない

恵美
そう思ってても分かってるから下心あるの分かってるからー次匠くんと話したらぶっ殺すから

恵美
あんたみたいな汚ぇクソブス野郎が匠くんに話したら汚れちゃうからー匠くんも嫌だって思ってるよ

花子
ごめんなさい許して下さい。

恵美
私、あんたのこと昔から大っ嫌いだから。

花子

花子

花子
ごめんなさい

恵美
なんで謝んの?ムカつく

花子
はい。ごめんなさい

いつもこんな感じだ。学校にいる時もずっと、睨んできて近くにいる女子同士で固まって私の悪口ばかり。
でもそんな私の味方をしてくれたのが中山くん(匠くん)だった
今日だって中山くんが優しく話しかけてくれた。勉強も分からないとこも教えてくれた。
そんな彼のことを好きになってしまった。こんなこと山城さん(恵美)に気づかれてしまったら絶対殺されるかもしれない。だから私は嫌いにならないといけない。自分の気持ちをしまわないといけないなんて嫌だ、そう思っているのに。恐怖が優先されてしまう。
花子
(中山くんからメールだ!)

匠
佐藤さん、あのさ俺やっぱり佐藤さんのこと悪く言うやつ許せないよ。俺嫌いなんだいじめとか

匠
だから言ってもいいかな?

花子
あ、でも言ったらどうなるのかな。怖いです。

匠
大丈夫。その時は俺が守るから!もし成功したら俺、佐藤さんに言いたいことがあるんだ

花子
言いたいこと?

匠
うん!

匠
だから頑張る

花子
うん!私のためにありがとう!でもなんでこんな私のためにそこまで、、

匠
それは、

匠

匠
内緒

花子
教えてよ笑

匠
じゃあ明日言うよ!

花子
わかった!

匠
今日はもう遅いから寝るわーおやすみ

花子
おやすみ!

恵美
今日もぶさくねー?髪も汚ねーし近くに行ったらなんか感染しそーだわーえっーと不細工菌笑 あはははは

匠
あのさ!そこに固まってるやつら、山城さん?

恵美
あっ匠くーんどしたのぉー?

匠
汚い触るな。

恵美
えっ

匠
そういう汚い心を持ってるやつに触られたくないもっと佐藤さんみたいな綺麗な心を持った人がいい

匠
お前らみたいなやつ1番嫌いだ。なんですぐ固まって佐藤さんの悪口言うの?

匠
そんなに楽しい?自分がやられたくないことして楽しい?佐藤さん何もしてないのに、可哀想。

匠
そんなことしてるお前らの方が不細工だよ!

匠
嫌われる覚悟で俺だって言ってるから。いじめがなくなるなら佐藤さんの悪口言うやついなくなるなら

匠
嫌われてもどうってことない!

恵美
匠くん、正義のヒーローにでもなったつもり?ウケるんだけど。

匠
まだ正義のヒーローの方がかっけーよ!気づけよ。自分がしてることに、

恵美
うっ、ぅぅぅぅウェェェェェェェェェエエエエエエエエン

花子
(中山くんかっこいい)

匠
佐藤さんちょっと来て

花子
えっ、あっ

匠
ハァハァフー佐藤さん、

花子
中山くん?

匠
チュッ

花子
え!?ええええええええええええ

匠
ごめん、急に実は俺

匠
佐藤さんのこと好きなんだ!

花子
えっほんとに!?

匠
うん!ずっと前から好きだったんだ!

花子
私も好きです!ずっと前から好きでした!

匠
やったー!!!!花子!

花子
うっ嬉しくて嬉しくてーうぇーん匠くーん大好き!

匠
俺も好き

匠

匠
グサッ

花子
うった、匠、くん?どうし、て
バタッ

匠
俺達ずっと一緒だよ
