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北城玲緒
海は広いな大きいな。
北城玲緒
きっと心も広いんでしょ？
北城玲緒
私は狭くてわがままで。
北城玲緒
心もきっと狭いまま。
北城玲緒
今は琳寧何してるかな。
北城玲緒
寂しいかなっ
北城玲緒
彼女と海に溺れられたのなら。
北城玲緒
きっと幸せで終われるの。
藍羽琳寧
おお！！玲緒。
藍羽琳寧
お久じゃん。
北城玲緒
お！琳寧だ〜！
北城玲緒
お久〜！
藍羽琳寧
体調大丈夫だった？
北城玲緒
うん！
藍羽琳寧
お見舞い行きたかったなぁ……、
北城玲緒
ごめんって。
北城玲緒
熱、酷かったからさ……
藍羽琳寧
良いよ、別に。
北城玲緒
ねぇ…海で溺れよ？
藍羽琳寧
なにそれ。
北城玲緒
冗談、冗談！！
北城玲緒
海行って遊ぼって事！
藍羽琳寧
なんだ。そういうこと？
藍羽琳寧
良いよ。
北城玲緒
ヤッター！！
北城玲緒
楽しみだなぁ…！！
藍羽琳寧
わぁ…、風強っ。
藍羽琳寧
玲緒大丈夫…？
北城玲緒
……、うん。
藍羽琳寧
玲緒…？
北城玲緒
あのね、琳寧。
北城玲緒
話さなきゃいけない事があってさ。
北城玲緒
聞きたい…？
藍羽琳寧
………、
怖いよ……。 何…？
北城玲緒
あのね。私、
北城玲緒
琳寧のこと大好きだよ。
北城玲緒
ごめんなさい……、
藍羽琳寧
え…？どういうこと？
北城玲緒
私、琳寧に好きになってほしくて……
北城玲緒
琳寧が私以外見れなくなれば良いって
北城玲緒
思っちゃった
北城玲緒
琳寧に依存して、
北城玲緒
嫌われたくなくて。
北城玲緒
琳寧が私に依存するようにした。
北城玲緒
ごめんね。
北城玲緒
私、灰原くんのこと好きじゃないよ。
北城玲緒
嫉妬してほしかったの。
北城玲緒
だから、最後だけでも幸せに
北城玲緒
溺れていい…？
藍羽琳寧
何言ってるかわかんないけど。
藍羽琳寧
玲緒のこと私好きだから。
藍羽琳寧
嫌いになんてならないから。
北城玲緒
好き。
藍羽琳寧
うん。
北城玲緒
キスしていい？
藍羽琳寧
いいよ。
初めてのキスは 変にしょっぱくて苦しくて 幸せなキス。
これは、 彼女に溺れた少女の話。
貴方は愛が重すぎる。 finish.
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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