俺は部屋につき、アルバムをめくっていた
俺ところんは昔から仲が良く、写真はいっぱいある
でも、ほとんどがお母さんが撮ってくれたもので、
俺ところん、2人で写っている写真しかなかった
さとみ
俺がもっところんの写真を撮っておけばよかったという
後悔をしながら最後のページを捲る
ペラッ
さとみ
そこにはころんの写真があった
無邪気でかわいらしい笑顔
この写真は、
夕方の公園
俺は一年前
両親を亡くした
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころんには泣いてる顔を見て欲しくなくて、
ころんの前ではいつもの明るい俺を見せたくて、
必死に涙を拭い、強がった。
ころん
さとみ
でも、ころんの優しい顔を見た瞬間
また涙が溢れ出しそうになった
さとみ
咄嗟に出た言葉
本当はころんと一緒にいたかった
1人になりたくなかった
ころんに話を聞いてもらいたかった
でも、俺は正直になれなかった
さとみ
ころん
俺が家に帰ろうとした瞬間
ころんは俺の腕を掴んで引き留めてくれた
ころん
さとみ
さとみ
ころん
ころん
ころん
ころんは俺を抱きしめてくれた
ころんの温もり。
ころんの優しい声。
必死に堪えていたのに
涙が溢れ出てしまった
さとみ
俺はそのままころんの家にお邪魔した
ころんのお母さんも優しくしてくれて、
ころんの優しさはお母さんからなんだな、って思った
その後、俺が落ち着くまで
ずっと話を聞いてくれていた
すると、ころんはカメラを取り出して
自撮りをし始めた
さとみ
ころん
ころん
ころん
そこには満面の笑みのころんが写っていた
可愛らしいなと思い笑みが溢れた
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
思い出すと涙が止まらない
ころん、寂しいよ
写真なんか見たら
余計寂しくなっちゃうよ
今、すごくころんの優しさに浸りたい
ころんの温もりで抱きしめてもらいたい
俺の叶うはずのない我儘
コメント
2件
さとちゃんいい彼女がもてて良かったね…… またころちゃんに会えたらな……さとちゃんも笑顔でいられるのにな(*^^*)