遥か遠い
昔の記憶
「治君、治君っ!」
可笑しい
異様だ
周りからはゴミを見る様な目を浴びせられていた僕に
彼女だけが
僕に笑いかけてくれていた
何時も
何よりも眩しい笑顔で
ずっと暗闇の中に閉じ込められていた僕に
光をくれた
何時の間にか
其ンな彼女に好意を抱いていたんだっけなぁ…
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何時も通り 入水をしていたクソ上司の事を 陸に引きずり戻して 会社に戻り仕事を仕様と思っていた
だけど、 今日は何だか違う
何時もならもうとっくに目を開けている筈なのに
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陸に引き上げてからもう大分経っている
呼吸も浅くなっている
音も段々と小さくなって、
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パチっ
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「もう、終わってしまった事なのに」
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ぎゅっ
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頬に 何だか暖かい物がつたっていく感じがした
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情けない部下の姿を見ていると 不思議と苦笑いを浮かべてしまう
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何時迄も泣きやまない部下の頭を撫で 先程見ていた夢を思い返す
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上司が余りにも馬鹿げた事をほざくから 思わず右頬をグゥの手でクリティカルヒットさせてしまった
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阿呆面を浮かべた上司の胸ぐらを掴み、今度は 左頬にグゥの手をクリティカルヒットさせる
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僕は、亡骸になった上司を投げ捨てた。
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僕は、駄々をこねる幼児の近くに行き 目線を同じにする様にしゃがんだ
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怒り狂っていた先刻とは違い 今にも泣きそうな表情を浮かべる敦のことを見ていると 何だか此方迄とても切なくなってくる
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良く云うよ
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耳赤い
可愛いって云ったこと
余程嬉しかったのかな…?
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僕は、 クソ上司の事を勢いに任せ海の波に放り込んだ
コメント
7件
可愛い( ´ཫ` )