私はその後エプロンを身につけて、部屋を後にした。
柘榴
私がここの主になってから初めての宴だし、もしかしたら知らない刀剣も遊びに来てくれるかもしれない……これは腕の見せ所だ。早速冷蔵庫を見ながら、時間のかかりそうなものを先に仕上げようと材料に手をつけた。
一方その頃
燭台切光忠
三日月宗近
小狐丸
燭台切光忠
石切丸
鶯丸
次郎太刀
太郎太刀
数珠丸恒次
にっかり青江
次郎太刀
太郎太刀
どうやら声掛けを頑張ってくれているようだ
あれから料理もだいぶ形になってきた
柘榴
大体の料理が終われば、私はデザートにケーキも作ろうとボウルに材料を入れていく。すると、横から声がした。
?
声のするほうを見れば、オレンジ色の髪をした子が料理をつまみ食いしていた。
柘榴
?
柘榴
私が名前をいうと浦島君はニコッと笑った
浦島虎徹
柘榴
私はその言葉に硬直した。ここに来てから名前を褒めてくれた人はいなかった、嬉しいけれど、どこか照れくさいようなこの気持ちがとてもくすぐったい
浦島虎徹
柘榴
浦島虎徹
柘榴
浦島はまだ誘われていないみたいだ。私が誘っちゃってもいいのかな?まあいい子そうだしいいよね
浦島虎徹
柘榴
浦島虎徹
柘榴
浦島虎徹
柘榴
浦島虎徹
柘榴
浦島虎徹
そう言って目元に腕を当てながら泣き真似をする浦島くん。なんだかあざといけど可愛い!
柘榴
浦島虎徹
嬉しかったのか、私に思い切り飛びついてくる浦島。あわわ、小さめで可愛いのに結構筋肉質でギャップが……。あ、これはセクハラじゃないから!これは浦島君から抱き着いてきたし、ただのスキンシップだから!
浦島虎徹
私からぱっと離れて手を振りながら台所を出ていった浦島を私も手を振り返して見送った。
柘榴
コメント
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続きが楽しみです!!