この作品はいかがでしたか?
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……
思い…出して…?
"竜……"
ズキッ
竜胆
な…に、今…の…?
"あ……し……てる"
ズキッ
竜胆
な、に…これ…? だ、れの…こえ…?
あ、たま…い…たい……ッ。
竜胆
竜胆
や、ばい…いき…くるし…ッ…
竜胆
竜胆
ガラガラガラッッ
過呼吸になり苦しんでいると 扉が開く音がした
春千夜
竜胆
春千夜
そう言い、ペットボトルのお茶を渡される
竜胆
春千夜
竜胆
俺はペットボトルに入ったお茶を飲むと、口を離し息を整える
春千夜
竜胆
息を整えるも完全には整いきれておらず、まだ少し呼吸が不安定だった
春千夜
ギュッ と俺の手を握り、もう片方の手で俺の背中をさする
竜胆
そのおかげか、呼吸も安定し ペットボトルにもう一度口をつけ 中に入っているお茶を飲む
その間も俺の手を握りしめて 俺の方をじっ と見つめていた。
竜胆
俺はまたもやお茶を飲み終えると ペットボトルを渡し
竜胆
そう相手に伝える
春千夜
先程までのタメ口とはうって変わりいつも通りの敬語に戻っていた。
竜胆
"ありがとう" そう伝えようとすると、目に手をそっと添えられ 目の前が見えなくなる
春千夜
その間は何も話しかけられず 何も見えない時間が続いた──。
数分が経った時、暖かく心地よい手の所為なのか
とてつもない眠気を感じた
かなりまずい、このままでは本気で眠って─────。
竜胆
春千夜
春千夜
……寝た?
俺は添えていた手を退け 竜胆の顔を覗き込む
竜胆
俺の目の前には、本当に男か疑う すやすやと眠る可愛い寝顔が──。
…落ち着いたようで良かった そう安心し、俺は自分の頭に手を添え 一息つく
春千夜
何故あんな事になったのか 理由を明確にしようと辺りを見渡す
そんな時、ひとつの花束に目を奪われた
春千夜
俺はその花束がある所に近付き 何かのカードがある事に気付く
春千夜
そのカードの内容に目を通した瞬間 誰がこれを用意したのかすぐに分かった
………
俺は竜胆の寝顔をじっ と見つめる
春千夜
…もしも、もしも 俺より彼奴の方が必要とされていたら…
………
春千夜
コメント
134件
何表現の仕方上手すぎるんだけど
さいあんどこう 神すぎまじしぬ竜胆吸わせろ