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ほしたまご⭐️🍳
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#knightA-騎士A-
るあ
673
#pkt
#魔法少女ノ魔女裁判
ないとめあ
766
謎に包まれた魔女裁判が開廷する
…〜〜ドさん
レウクラウドさん
レウクラウドさん!!
レウクラウド
授業中、うっかり寝てしまっていたレウクラウドは担任に名前を呼ばれ、咄嗟にガタリと席を立った
担任
担任
レウクラウド
.
クラスメイト
クスクスと笑いながら揶揄ってくるクラスメイト達の言葉に、愛想笑いをする
レウクラウド
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト達は、すぐにレウクラウドに興味をなくして帰りに遊びに行くだとか、レウクラウドを前に他の話をして、すぐに去っていった
友達を作るのはへたくそだった
でも学校は好きだった
大好きな親友がいたから──
そしてある日、レウクラウドが筆記用具入れを漁っているとある異変に気付いた
レウクラウド
レウクラウド
レウクラウド
レウクラウド
朝礼が始まる前の時間に、下駄箱ら辺を探し始めた
レウクラウド
レウクラウド
その時、燃えるゴミ箱の中が視界に入った。そこには見覚えのあるノート…
レウクラウド
キーンコーン カーンコーン
レウクラウド
ギリギリ教室に間に合ってホッとしたのも束の間、先程のゴミ箱の中を思い出す
レウクラウド
担任
レウクラウド
担任
レウクラウド
担任
そんなレウクラウドを見て、クラスメイト達はクスクスと何やらヒソヒソと話している
あれ?
レウクラウド
自身の机を見たレウクラウドの動きがピタッ止まった
レウクラウド
机の上には、カッターの切り傷や破かれた跡でボロボロになった、レウクラウドのノート
レウクラウド
レウクラウド
キーンコーン カーンコーン
レウクラウド
ボロボロになったノートを机の中しまおうとすると…
レウクラウド
机の中に大量の虫が詰められていた
レウクラウド
クスクスクス…
ある時には机に落書きを、
やめて
ある時にはバケツの水をかけられ
やめて
ロープなどで縛られ、制服や黒板に落書きをされ…
クスクスクスクス クスクス…
レウクラウド
消えていなくなって しまいたくなる
.
ああ、そうだ──
みんなしねばいい
レウクラウド
レウクラウドは叫び、 起き上がった
彼の呼吸はひどく乱れ、 全身はじっとりと汗ばんでいた。悪夢を見たせいだろう
夢だったのだと安堵したのも束の間─ その眼がみるみる見開かれていく。
レウクラウド
レウが起き上がったのは、自分の部屋ではなかった。 粗悪な造りの、2段ベッドの下段にいる。
古びた石壁が真横にあり、 それは見る者にぞくりとした冷たさを感じさせた。
室内は薄暗く、空気が澱んでいる。 そして──鉄格子に閉ざされていた
レウクラウド
レウはパニックに陥りながらも、 眠る前の記憶を懸命に手繰り寄せる
レウクラウド
レウクラウド
それにしては、触れる空気があまりにも生々しい
室内をざっと観察すると、通路側の鉄格子以外は 四方をがっしりとした石壁で囲まれている
壁にはテレビモニターが設置されている
中生めいた古牢の中で、現代でよく見るモニターは 妙に浮いて見えた。
レウクラウド
レウは鉄格子に縋り付いて叫んだ
するとすぐに他の場所から、 別の少年達の悲鳴が遠く聞こえてくる。
何考えてるの!? 僕をこんなところに閉じ込めて!
監禁とか、犯罪だよこれ! 誰だか知らないけど、人生終わるよ!?
なんだよここ!!出せよぉ!!
レウクラウド
にわかに騒がしくなった場に、 レウがホッとした表情を見せた、直後
──うるっせぇなぁ……
不意に、レウの背後から苛ついた声が届いた。
その声にレウが振り返ると、 2段ベッドの上段で、起き上がった人物がいた
金豚きょー
レウクラウド
レウは衝撃で立ち尽くし、息を呑んだ。 起き上がって発言したその男を知っていたからだ。
レウクラウド
レウの中学時代を暗黒に貶めた、 幼なじみ。
目があったきょーの方も、 今まで見たことないほど大きく目を見開いていた
金豚きょー
きょーはベッドから降りて、レウに問いかける
かつての幼なじみが目の前に現れたことで、レウは酷く狼狽し、言葉を失っていた。
レウクラウド
金豚きょー
きょーがキョロキョロと視線を巡らし、 うわずった声を出す。
レウクラウド
その時─
壁のモニターの方から、音が聞こえた。 レウ、きょーはハッとし、モニターに注目する
レウクラウド
ゴクチョー
ゴクチョー
ゴクチョー
ゴクチョー
ゴクチョー
モニターは再び真っ黒になった
レウクラウド
レウは理解が追いつかないのか、しばらく立ち尽くしていた。 きょーも同様だ。すると、
鉄格子の向こう、通路の方から。 引きずるような重々しい音が近づいてきている。
その音はどこかおぞましく、 不穏なものが接近していることをレウたちに感じさせた。
レウもきょーも身を強張らせ、 ──その視線が、ゆるゆると、通路に向けられる。
看守
レウクラウド
悲鳴をあげかけたレウが、両手で自身の口を塞いだ
2、3メートルはあるだろうか。 ぼろぼろの黒衣をまとった、キツネの仮面を被った大きな何かが立っていた。
顔は分からないが、 明らかに人間ではない、何か。
レウクラウド
レウは恐怖のあまり、きょーの腕にしがみつく。 きょーもさすがに、呆然と通路の異形を見ている。
へぇ…キミ面白い見た目してるねぇ? 異形?化け物? ……ごめんごめん、行くから焦らないでよ
他の牢屋にいた誰かが、 化け物に連行されている様子がレウたちの耳に届いた
金豚きょー
きょーは言いかけてから、隣にいるレウに目を向けた。
その時になってようやく、 レウが腕にしがみついていることに気付き。
──バッと、 強く、手を振り払った
レウクラウド
金豚きょー
吐き捨てるきょーの瞳は、 根深い嫌悪の色を宿していた
先程レウが鉄格子に縋り付いた時に かたく閉ざされていた扉は、あっさり開いた。
レウはすぐにきょーの後を追って通路へと出る。
レウクラウド
通路には、きょーのほかにも たくさんの少年達が現れていた
声をあげたレウの方へと視線が注がれる。 レウにとって、きょー以外は全員見たこともない少年たち。
レウクラウド
通路の先には、黒衣の異形が歩いている。
レウクラウド
他の少年たちも青ざめ戸惑いながらも、 看守の後について歩き始めている。
きょーも、レウよりずいぶん先を歩いていた。 レウは小走りに追いつく。
レウクラウド
金豚きょー
レウクラウド
レウクラウド
金豚きょー
きょーはレウを存在ごと無視することに決めたのか、 歩みを止めない。
レウクラウド
金豚きょー
ぎりっと強く奥歯を噛み締める音が響き、 きょーはレウへと振り向く。
そして、思い切りレウを突き飛ばした。
レウクラウド
レウはその場に転がる。 硬い石の床で、膝をすりむいた。
怪我をさせた当人のきょーは、 憎々しげにレウを見下ろしている。
金豚きょー
金豚きょー
威圧的に言って、 きょーは踵を返して去っていく。
レウクラウド
コンタミ
スーツ姿の男が、興味深げに2人を見ていた。
レウクラウド
レウが捕えられていた牢屋は、 地下にあったらしい。
長い階段を上っていくと、豪奢な洋館のような、 広々とした玄関ホールに出た
いくつもの扉や、長く伸びる通路は先が見えない。 上段へと続く大階段は、首が痛くなるほど天井が高い。
あちこちが老朽化しており、不気味な雰囲気を醸しているが、 この建物がとても大きいというのが分かる。
近くの部屋に看守が入っていったので、 レウもそこへと入った。
どうやら、ラウンジのようだ。
寒々しく圧迫感のある地下とうってかわり、 ラウンジは、毒々しさを孕む華美な空間だった
高い天井に据え付けられたシャンデリア。 床には古びた絨毯、ソファや暖炉もある
飾られているものがやたらと趣味が悪く、 レウが特に注視したものは──
レウクラウド
壁に大きなボウガンが飾ってあることだった。 レウはその存在感に、ぞくりと背筋を凍らせる
通路につながる入口前には 見張るように、黒衣の看守が立っていた。
入口が塞がれたということは、 全員がラウンジに入ったらしい。
広いラウンジ内に集められた少年達は、 レウ含め12人もいた。
ぴくと
部屋の隅でうずくまっている いかにもコミュ障少年もいれば、
トラゾー
冷静に部屋を見渡している少年もいる。
ぐちつぼ
無意味にキレ散らかしている メガネを付けた少年もいる
クロノア
この異常な状況にソワソワしている、猫耳フードを被った少年に、
赤髪のとも
どこかで見たことがあるような少年
しにがみ
中性的な見た目をした、可愛らしい少年もいる
コンタミ
そんな中、顔布をかけている少年が大きな声をあげた。 場にそぐわないほど明るく、楽しそうな微笑み
コンタミ
コンタミ
レウクラウド
顔布の少年は好奇心で微笑みながら、 ずいっとレウの方へ近づいてきた 顔布の端から覗く綺麗な顔に少しドキッとしてしまう。
近海の鯖
ぺいんと
この混乱した場を仕切るように口を挟んできた、右目を前髪で隠した少年
ぺいんと
近海の鯖
コンタミ
トラゾー
トラゾー
ぺいんと
しにがみ
ぺいんと
金豚きょー
コンタミ
レウクラウド
レウクラウド
レウクラウド
名乗ったと同時、 レウの傍にひとりの少年が駆け寄ってきた
みどりいろ
みどりいろ
みどりいろ
レウは自身の膝を見下ろし、 血が滲んで流れていることに気付く。
レウクラウド
レウクラウド
みどりいろ
みどりは無言で膝立ちになり、 そしてレウの膝に手を当てた
─すると、レウにとって驚くべきことが起きた
レウクラウド
みどりの手先が光り、 レウの膝の傷口がみるみると塞がっていく。
この場の全員が測り合うように観察しあっている状態で、 みどりの不思議な力に注目が集まる。
レウクラウド
みどりいろ
素っ気なくそう返して、すぐにレウから目を逸らした
コンタミ
近海の鯖
みどりいろ
ぺいんと
困惑しているみどりいろを助けるように場を仕切った
しにがみ
赤髪のとも
ぐちつぼ
ぴくと
クロノア
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんとが言い放った直後だった。
天井付近にある通気口から小さな化け物が飛んできて、 少年たちの視線が集う
ゴクチョー
レウクラウド
ゴクチョー
ゴクチョー
ざわ、と不穏な空気が広がる。
ゴクチョー
ゴクチョー
ゴクチョー
ゴクチョー
ゴクチョー
ぐちつぼ
ぐちつぼ
ゴクチョー
ゴクチョー
ゴクチョー
ゴクチョー
ゴクチョー
レウクラウド
理解が追い付かない様子のレウは、 動悸を抑え込むように、手で胸を押さえた
ゴクチョー
ゴクチョー
ゴクチョー
ゴクチョー
看守
出入口を見張る黒衣の異形に、 少年達の視線が集う。
かつて、人間だった者。 そして、魔女になってしまった、なれのはて。
少年達の表情が物語っている。 ──やすやすと信じられるわけがない。
重々しい沈黙の中、 最初に一歩前に出たのは、金豚きょーだった。
金豚きょー
金豚きょー
きょーはレウの方を睨んだ。
レウクラウド
そばにいたコンタミがレウを庇うように少し前に出た。微笑みは崩さないが警戒はしているようだった。
きょーの訴えに、 ゴクチョーは心底面倒そうなため息をつく。
ゴクチョー
金豚きょー
きょーは暖炉脇に立てかけられていた 火かき棒を手に取った。
その濁った瞳は、レウを真っ直ぐに見据えていた。 レウは怯えた表情で後ずさる
レウクラウド
きょーが凶器を手に取ったことで、 少年達の間に緊迫した空気が張り詰める
金豚きょー
──ダッ、と、きょーな地を蹴った。
庇うようにコンタミがレウをがばっと抱きしめて、レウは目を瞑った。
─しかし、凶器はレウに振り下ろされなかった。 レウが恐る恐る目を開けてみれば。
きょーの殺意は、看守へと向けられていた
レウクラウド
金豚きょー
きょーは何度も何度も、看守に火かき棒を振り下ろしていく。
看守の体はめちゃくちゃに崩れていく。 普通の人間なら、一撃で死に至るほどの攻撃。
それに一切の逡巡もなく、 きょーは看守を徹底的に潰していく
あまりに壮絶な光景に、 全員がただ見ていることしかできなかった
重い火かき棒を軽々と振り回して尚、 彼は素早く動きまわる。
──それでも。
看守はどれだけ攻撃されても、死んでいなかった。
明らかに人外の素早さと力により、 刹那で反撃に振られた鎌は、
──きょーの首を、刎ね飛ばした。
きょーの首は、 レウの目の前に落ちてきた。
レウクラウド
残された胴体は、まだ火かき棒を固く握りしめ、
しばらくふらふらと彷徨ってから、 ドサッと倒れる
きょーの生首は、 目を見開き、驚いたような顔をしていた。
レウに嫌悪の眼差しを向けていた眼は、 もはや光を失っていた。
レウクラウド
レウクラウド
金豚きょーは、死んでいた
ラウンジ全体に他の少年達の悲鳴が響きわたるが、レウの耳にそれは届いていなかった
レウクラウド
視界の端、切り離された胴体の近くに、 きらりと光るものがあることに気付く
どうやらきょーが倒れた拍子に、 ポケットからこぼれ落ちた物らしい。
手の届く範囲にあったそれを、 レウは咄嗟に拾い上げた。
レウクラウド
レウの手の中にあるのは、 万年筆だった。
それはレウにとっても、大切な──。
レウは万年筆を、自身のポケットにしまった。
ゴクチョー
ゴクチョー
レウクラウド
レウは涙を拭い、ゴクチョーを強く睨む。
その瞳を意に介さず、 ゴクチョーは粛々と語り続ける。
ゴクチョー
ゴクチョー
ゴクチョー
ゴクチョー
ゴクチョー
ゴクチョーはふわふわと浮いて通気口の中へと姿を消していく
レウは自身の手を見下ろす。 きょーの血で、両手のひらは真っ赤に染まっていた
──よくできたね。
こうして、レウ達の獄中生活が始まった。
足元から音もなく崩れ始めているような、 不気味な感覚と共に。
コメント
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うわあ…第2話、読み終わりました。重い…本当に重いですね。 まず、レウクラウドの過去パートで、いじめの描写が丁寧に積み重ねられていて、胸が締め付けられました。「みんなしねばいい」という一文に至るまでの心理の自然さに、ぞっとしながらも引き込まれました。 そして現在の牢獄でのきょーとの再会。あんなに嫌われているのに「また仲良くなれる」と信じるレウの純粋さが切なくて…。でも、きょーがあっさり死んでしまう展開には本当に驚きました。さらに、レウが拾った万年筆…あれ、きょーが持っていたんでしょうか?レウの大切なものと関係がある気がします。 ゴクチョーの説明も不気味で、これからどんな魔男裁判が待っているのか、続きが気になって仕方ないです。レウがこれからどう生き抜くのか、見守りたい気持ちでいっぱいです。素敵な物語をありがとうございます🌷