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1 - 歌

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2020年08月21日

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桃赤

さっき投稿したやつの赤くん目線です

俺は歌が好き

いや、

歌っている俺を見る桃くんが、好き

歌ってる瞬間は俺の事を見てくれるから

だから俺は、歌を歌うのが好き

でも、だんだんと気づいてきた

桃くんは俺の事を見てるんじゃなくて

俺の歌声だけが、好きなんだって

俺の歌声しか興味がないんじゃないかって

そう考えると、辛くなってきて

俺は桃くんを避けるようになった

…俺なんかした?

…別に、

俺が勝手に勘違いして、勝手に傷ついているだけ

…なんで歌わなくなったんだよ

歌、好きだろ?

桃くんは何も知らない

別に俺は歌が好きなんじゃない

俺は、桃くんが好きなの

もう、歌わない

っ、は、?

…桃くんは俺の歌が好きなんでしょ?

俺じゃなくて

俺の歌声だけが大好きでしょ?

…そうだよ

…それだと辛くなってきたの

俺は歌声だけじゃない

もう歌うのが苦しいの

俺は俺だもん

…もう桃くんに歌を聞かれたくない

ちゃんと俺自身も見て欲しい

こんなの、我儘だけど

…あっそ

じゃあ、もういいよ

あれから俺はいっぱい泣いた

自分から突き放したのに

自分から、桃くんを拒絶したのに

それでも、桃くんに会いたかった

どれだけ歌っても、満足しなくて

何かが足りなくて

多分、それは桃くんで

ずっと、桃くんに歌を聞いて欲しかった

もう、無理だけど

どれだけ歌っても、桃くんに届くことはないけど

俺はずっと、歌い続けたい

もう二度と届くことの無い俺の歌を

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コメント

17

ユーザー

う ん も う す き な く

ユーザー

なくもうすきすぎる

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