みぃご
みぃご
みぃご
みぃご
みぃご
みぃご
[ごめ、きょううり。]
昼下がり、最寄りの駅の小さなベンチに座り残りの3人を待っていた頃。
短く綴られた文章が着信音と共に携帯の上部から写される
I
意味が分からず首を傾げる。隣からないこが覗きに来た
な
I
通知をタップしてアプリを開き、初兎との会話開くともう一通のメッセージ。
[きょうむり]
り
な
I
きょうはないこの家でJKケーキを作るという予定を立てていて、 幸い6人共家が近いから最寄りから一緒に家まで行くことにしていた
I
暫く携帯を見つめながら唸っていると ピロンと着信音が鳴って新しいメッセージが届く
すかさず3人で身を寄せて小さな端末に映る文字を読んだ。
[ねつ。たうけろ]
な
り
I
せいぜい寝坊やらちょっと頭痛いとかそんなのかと思っていた なのにまさか体調不良とは
どうすれば良いか分からずにいるとないこが口を開いた
な
り
昨日ははしゃいでいた。 それはつまり今日いきなり熱が出て、何も用意してない状態で動けなくなっているのだろう。 メールの返信速度を見ても動きづらいのは伝わってくる。
I
な
I
り
I
な
I
り
I
I
ガサガサとビニール袋の音を立てて扉の前に立つ。 インターホンを鳴らそうと思ったが、今は動くのがしんどいだろうからメールをしてから合鍵で入ることにした。
[家来たから入らせろ]と送る。 暫く経って、返信が返ってくる
[あざ] それだけ見て携帯をポッケに押し込み、 軽くノックをしてから持っていた合鍵で扉を開けた
I
I
初
リビングに行くとソファに死体のように転がって唸っている初兎を見つける。息が荒くて顔が赤い。少し湧き出たよくない気持ちを抑えてビニール袋をテーブルに置く。
I
初
途切れ途切れの声。
I
初
いつもと違ってふわふわとした声。微かに漏れる息。
I
初
I
初
I
初
I
初
I
初
キッチンまで行って氷を漁って、袋に入れる。 本当は冷えピタが良かったが店に売ってなかったのでしょうがない。
ふと足元にスプーンが落ちている事に気づく。 何か食べようとして限界が来たのだろう。ついでにスプーンも持って行った。
帰ってくると初兎は寝ていて、布団はずり落ちていた。
近くにあった体温計を取って、初兎の体温を測ってみると38度弱。 氷袋を頭に乗せてから布団を掛け直してやる。
I
隣に座って、他の4人に連絡を取った
がさごそ。がさごそ。という音で目が覚める。 もう日が沈んでいて風呂入んなきゃな、とか呑気に思っていた時、紫の目がこちらを見た。
I
初
初
初
結局俺は初兎の熱が出てからほぼこいつの家に居て看病をしていた。
特に予定が無かったのと、流石に38度弱のまま1人で置いて行けないのと、少しばかりの優越感。
I
I
氷袋を取って、キッチンに持って行き氷の溶け切った水を流す。 新しく氷袋を作って、持って行く
初
初兎はのんびりとした動きで瞬きして、笑う。 昨日よりかは顔色が良くなったがまだ赤い。
I
初
ぽい、と渡した体温計で初兎が熱をはかる。 ピピピと音が鳴って、覗き込めば37度代になっていた。
初
I
初
I
初
I
初
I
初
すごいやろ!と言って初兎はふらふらと頭を不安定に揺らしている。 氷が揺れて音を立てた。
ガサガサと音を立ててて昼に買ってきた物を取る為ビニール袋を漁る。 底に見えた薄黄色のゼリーを手に取る。 ぺりぺりと蓋を開けて店で貰ってきたスプーンで掬って初兎の前に持って行く
I
初
I
初
控えめに口を開いて、初兎がゼリーを咀嚼する。 ぱちぱちと瞬きをしているからまだ眠いのだろう。 この後さっさと寝かそ
初
I
初
I
ゼリーを初兎の口の前に持って行くと大人しく口を開ける。 やわらかそうな舌がちらりと見えた
熱で赤くなった顔と蕩けた目で、大人しくこっちを向いて口を開いている。
初
I
スプーンの上に乗ったゼリーが揺れる。
初
途切れ途切れの声であはあはと初兎が笑う。 なんて言い返せば良いかわからなくて黙ったまま固まってしまった
初
I
初
少し顔が熱くなる。 何と無く察されているのが嫌で、初兎の顔を見れなかった。
I
初兎の顔を見る。ガシャ、と氷袋の落ちる音。
初
真っ赤だった。
I
初
ふーん。とかへぇ、とかずっと言いながら横を向く初兎。 絶対に目が合わない。
やばい、かも、これは。
I
初
初兎がこっちを見て睨む。やっと目が合った。目は少し潤んでいる。
I
初
I
初
初
緩く、初兎が脚をひらく
初
I
初
I
初
さっさと短パンに着替えて、げしげしとまろを足で蹴る。
初
I
まろが無言でズボンを脱ぐ。 その瞬間に、脳がどろりと溶けたような感覚に陥った。
風邪の熱と、欲による熱に侵されてピンク色の思考になっていく、
I
初
よく分からないまま、太ももにまろの昂りが挟まれる
初
ず、ず、と膝の裏辺りを持たれて動かされる。
初
I
背中がぞわぞわと粟立つ。 挿入していないのに、挿れているような感覚を覚える
暫くして、部屋にはぬちぬちと粘着質な音と共に荒い息が聞こえるようになった
初
I
初
I
初
I
初
ゆさゆさと動くスピードが速くなって、少しだけ声が漏れる
I
初
I
正直、この揺れだけでもお腹が気持ちよくなるような感覚を少し感じていた。熱で敏感になった肌を容赦なく擦って、熱くなって、息が荒くなる。
そうやって俺を煽っているまろちゃんも見てみれば達しそうなのかキツそうな顔をしている。
なんだかそれが面白くて、ちょっかいを出たくなった。
初
I
初
揺さぶられながらで声は途切れ途切れだが、 煽られてる事を不満に思ったのか顔がこっちに近づいてくる。
I
初
I
初
I
初
少しだけ口を開ける。すかさずまろの舌が入り込んでくる
初
その瞬間、ぶわりと身体中から汗が出る感覚に陥った
初
I
ぐるぐると視界が回って、血液が身体中を駆け巡る。 熱と快感の波によって、舌を絡めるだけで達してしまう。
それにはまろも驚いて、腰を止めて口を離した
I
初
I
初
I
まろがまた腰を動かして、イったばっかの体がゆらゆらと揺れる
初
I
初
喋っている途中で視界が悪くなる。しばらくして気づいた
初
I
自分の顔を触ってみると、どろりとした感触がある。 これ、そのままイって顔にぶっかけられた?
そう思うと顔がじわじわと熱くなってくる
I
初
片手を顔に当てて、もう片方の手で水の入ったコップを手渡される。 手渡された水を口に含むとなんとも言えない味がした。
初
I
初
びっくりするくらい喋らなくなったまろに 声をかけるのとほぼ同じタイミング
まろは俺のズボンの中に手を滑らせて、昂りを弄り出した
初
グチュグチュ♡と水音が響く。さっきよりも酷い快感に足がガクガクと震える
あっけなくイってソファの上でもがく俺を まろは嬉しそうな顔で眺めていた
初
I
恍惚とした顔でこちらを見るまろは完全に獲物を見る目で、 あの目を見るだけでお腹の辺りがゾクゾクと疼く
唐突に熱くなった額に側にあった氷袋が乗せられる。
初
初
氷袋をずらそうとした時、いきなり下履きを脱がされて驚いた声をあげるが まろは気にしていない様子だった
初
I
初
I
グチュグチュと音を立てて泥濘をドロドロに溶かされる
初
I
まろはそう言って笑うと楽しんでいるような指の動きから 快感を与えようとする指の動きに変わった
初
前立腺を押されて視界ががパチパチと弾けて、ぐるぐると回る
I
初
バチバチと身体中を電気が走って、体が何度か大きく跳ねる。
熱のせいなのか、行為のせいなのか。 未だに体に残る熱を感じながら絶頂に耐える。が、
初
I
初
I
優しい手つきでまろがお腹を撫でてくる。 その刺激だけでも軽くイってしまい、視界がパチパチとしたまま治らない
ふわふわ、ぐるぐる、ぱちぱち、快感が、回って、 意識がふわふわとして、足がカクカクと揺れて、
でも、奥が、奥が欲しくて、
初
初
I
初
I
I
初
I
まろが小さく笑った
初
I
初
I
じゅぷじゅぷと音を立てて、薄い腹の壁を擦る。
初
I
初
初兎は少しの刺激でも体を跳ねさせて、ずっとイきながら甘い声を出している
仰向けになっている初兎の目は瞼に半分隠れていて 涙と精液と涎でぐちゃぐちゃになっている。
開きっぱなしの口から見える舌に自分の舌を絡ませてやれば すぐにまたメスイキをした
初
I
意識を確かめるようにバチュンと奥を突けば 初兎の体はびっくりして逃げようとする
初
I
初
I
初
I
もう視界もおかしくなっているのだろう 熱でも脳が犯されて、まともに脳が働かないのだろう
いつもなら言わないような言葉が何度も何度も飛んでくる。
初
I
ぎゅうぎゅうと締められて、中で絶頂する
初
その間も初兎は軽くイくのを繰り返している。氷袋はとっくに落ちた
初
とろとろとした言葉で、肩で息をしながら初兎が話す
初
初
初
その時、初兎が気づく
初
呼吸が落ち着いてきた初兎は目を丸くしてこちらを見る
そりゃそうだろう、そんな事沢山聞かされたら。
I
バチュンッ!パンッパチュ、パンッ♡
初
I
初
I
初
I
初
I
初
I
初
初
いふ、
その2音を聞いてぎゅう、とナカが締まって、快感がぶわりと流れ込んでくる
頭が熱くなって、汗が滲み出る
仰向けだった初兎をうつ伏せにして、最奥まで突く
初
もう意味のない音を発する初兎。 上手く快感を逃がせずにびくりびくりと震えている
I
初
その震えたうなじに歯を立てれば初兎は甘イキを繰り返した。
初兎を見て、今の自分を考えて、くらくらとする視界の中で 熱に一番侵されているのは自分なんだな、と心の中で嘲笑した。
完全に日の落ちた部屋。夜はまだ終わらない
正直、嬉しかった。
I
まろにそれを伝えるとまろは驚いた顔をした
熱を出した人に対する態度とは思えない行為をしたという次の日。 起きたら全てが綺麗にされていて、熱も下がっていた。
そしてまろは起きた俺を見た瞬間に俺に向かって土下座をした。
熱を出していたのに激しくしてしまった、体は大丈夫か、等色々と話していて反省してるんだなーなんて呑気に思っていた。
でも、これは言っておきたかった。正直、嬉しかったと。
I
初
いつもみたいに、というのは行為の時のあのまろのこと。 優しいけど、激しくて、脳が溶けそうになるあの時のまろ。
I
初
I
初
I
初
I
初
I
初
I
I
初
初
I
初
I
初
I
台所に歩いて行くまろを眺めてから昨日の事を思い出す
こんな優しくて、かっこよくて、大人なまろを自分は独り占めしてるんだ
熱を出した日に看病をしてくれて、文句も言わないで。
初
ゼリーを食べてた時、襲って。なんて考えてた事までバレちゃって。
初
甘い甘い夜の後の、ほんのり苦いココアを待ちながら外を眺める。
台所から音がして小さなお菓子とココアが運ばれてきた。
熱の後の、少し寒い朝。まろがココアを渡してくれる その時に触れたまろの手が温かい
ああ、自分は熱にもまろにも浮かされて微睡んでいるんだ、なんて 他人事のように思いながらココアを啜った
初
I
まろが俺によって、肩を寄せてくれる
ああほらもう、あったかい。
みぃご
みぃご
コメント
4件
初コメしつれいします!好きです。もうやばいです。((は? 次の投稿もウッキウキでまってます!!
あぁ... 好きです...✨️(語彙力の喪失)
最高でした😭👏✨ 次の投稿も楽しみにしてます😊