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主
主
さとみの記憶
これは、
俺がまだ、
"下"に捨てられる少し前のお話
…
さとみ(幼)
くそじじいぃ(父)
くそじじいぃ(父)
くそじじいぃ(父)
父上の、
いつもの冷たい声。
くそばばぁ(母)
くそばばぁ(母)
母上の、
いつもの、俺を嘲笑う(あざわらう)かのように見つめる目。
ゴトンッ、
いつものように、雑に置かれたご飯。
くそばばぁ(母)
くそばばぁ(母)
さとみ(幼)
そう見てみると、
たしかに、
日常よりは多かった。
主
主
その見た目は残飯のようにも見える。
それでも俺は、
さとみ(幼)
さとみ(幼)
とても笑いきれてない精一杯の笑顔で受け取った。
さとみ(幼)
俺のご飯だけ置くと、
すぐにここから出てっちゃう。
だから俺は
貰ったご飯は食べなかった。
別にお腹は空かなかった。
なぜなら、
俺は"俺"を主食にしていた。
さとみ(幼)
さとみ(幼)
さとみ(幼)
さとみ(幼)
さとみ(幼)
さとみ(幼)
さとみ(幼)
何も感じなかった
後で知ったが、
本来なら鉄の味がするらしい。
でも
俺は何んにも感じなかった。
さとみ(幼)
さとみ(幼)
体全身に一気に来るビリビリ感、
クラクラして、ふわふわする頭、
それを飲むと俺の体は一気に激痛の快楽に襲われた。
これが日常だった。
いつしか、
これが俺の
精神安定剤になっていた。
ある日、
外が騒がしかった。
逃げろーッ!!
Aブロックを閉じろーッ!!
○○部隊、突撃ーッ!!
さとみ(幼)
さとみ(幼)
怖かった。
さとみ(幼)
自分を落ち着かせるのに必死だった。
さとみ(幼)
その時、
バァーーンッッ!!(ドア
さとみ(幼)
さとみ(幼)
???
彼は
ただ俺を見つめていた。
あんなに音を立ててドアを開けるから、
怒っていると勘違いをした。
だから
また殴られるのかと思った。
それが日常だから。
…でも彼は違った。
???
彼は、急に表情を緩め、優しく声をかけてくれた。
さとみ
???
???
???
さとみ(幼)
???
さとみ(幼)
さとみ(幼)
???
???
???
さとみ(幼)
さとみ(幼)
???
???
???
さとみ(幼)
さとみ(幼)
さとみ(幼)
さとみ(幼)
さとみ(幼)
さとみ(幼)
???
???
???
???
???
???
さとみ(幼)
そんなことなんてわかっていた。
でも、
そう思わないと、
逃げないと、
俺が俺じゃなくなりそうで、
気が気じゃなかった。
さとみ(幼)
わかんなくなっていた。
もう、
何もかも。
さとみ(幼)
さとみ(幼)
さとみ(幼)
さとみ(幼)
さとみ(幼)
???
???
???
???
???
???
???
???
さとみ(幼)
さとみ(幼)
???
???
さとみ(幼)
どうせまた
みんな俺の事を嫌う…。
どうせ…
またこんな扱いをする。
どうせ…
また俺の事を苔扱いする。
…どうせ………ッ。