クラスメイト
ざわざわ
クラスメイト
ざわざわ
キーンコーンカーンコーン
先生
全員席につけー
先生
今日は転校生を紹介する
先生
入れ
ガラッ
扉から出てきたのは桃色のツインテールにエメラルドグリーンの瞳の少女だった。
マナ
マナです。
マナ
よろしくお願いします
先生
空いてるのは―
先生
レイの隣か、あそこだ
マナ
はい
レイと言う名の黒髪で片目を隠している少年の隣の席になった。
人と関わることが好きではないマナは、特に興味を持とうとしなかった。
先生
それでは授業を始める
先生
えー教科書102ページ
マナ
あの…
レイ
なに
マナ
教科書見せてもらっていい
レイ
あぁ
あまり関わりたくなかったマナだがここは流石にと声をかけた
先生
であるからして―
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン
エマ
レーイ!
少年の名を明るいオレンジの髪色の少女が呼んだ
きっと友達なのだろうと思いながら1人冷めたご飯を頬張る
マナ
(冷たい…)
エマ
隣の子誰?
レイ
転校生
ノーマン
レイの隣なんて珍しい
レイ
るせー
だんだん遠ざかっていく3人の話し声もいずれ聞こえなくなった。
少し早めに昼を食べたせいかまだ時間がある。
マナ
空がきれい
一人そっとつぶやいた。
ギィっと屋上のドアの開く音がした。
レイ
きれいだよな
マナ
うん
マナ
何しに来たの
レイ
別に授業めんどいしサボろうかなって
マナ
そう…
マナ
(何だか―に似てる…)
マナ
じゃあもう戻るから
レイ
じゃーな
まだかなり時間があったものの、一人の時間を邪魔されては移動するしかなかった。
朝から二人の話を聞いていたある人物がいた
マリア
あいつ…
マリア
レイくんに手は出させない
マリア
行きましょ
女子A
そうね
先生
授業を始める
先生
レイあいつまたサボりか…
クラスメイト
いいじゃないですかーw
クラスメイト
そーですよ!w
クラスメイト
レイ様は勉強しなくても2年の天才ノーマン様と並ぶほどなんですからーw
先生
それもそうだな
先生
じゃあ授業再開する
先生
あれ?転校生もいないぞ
先生
まったく…
マナ
屋上また来てしまった
マナ
そういやあの子いない
マナ
教科書借りれないなら授業できないじゃん―
マナ
別にいいけどさ…
エマ
あ~!いたー!
ノーマン
またサボってんの?
レイ
お前らもだろ
扉が開く瞬間咄嗟に死角になる壁に隠れた
どうやらまたあの二人のようだ
マナ
はぁ…いい加減一人にさせて…
マナ
会いたい…ハルカもミライも一番は―
そう呟いた時マナは倒れた―
次回予告
マナが倒れた理由とは!?
マナの隠された過去が明らかに…
次回もお楽しみあれ