幼なじみ

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僕と赤はなんとか体育館倉庫から 出られた

外に出ると、ちょうどその場にいた先生に保健室まで運んでもらった

赤はAくんにつけられた傷を手当し、 僕は無傷だと思っていたが怪我をしていた

飛び降りた際に足を捻挫してしまった

先生にあの高さから飛び降りてよく骨折しなかったね、と驚いていた

僕は痛くもなんともなかった なんなら、捻挫したことなんて気づかなかったのに

そう言ってごめんと何度も謝る赤

そう言って笑って見せると少しは安心 したのか泣き止んでくれた

僕より赤の傷の方が心配だ、

治りかけていた頬の傷はまた赤く腫れてしまって、新しく腕のところに傷が出来ていた

こんなかわいい顔に痛々しい傷があってほんとに許せない、

少しでも痛みが和らぐ、かは分からないけど 赤の頭を優しく撫でた

最初は？っと首を傾げながら僕を見たが

と笑う君が可愛くてもっと好きになっていく

もう絶対に1人にしない、 僕が赤を守らないと

Aくんに脅されたので、あの体育館倉庫での事件は嘘の話を作り上げた

間違えて体育館倉庫に入った赤は転んで色んなところにぶつけて怪我をして、僕が助けるために向かって2人で閉じ込められた

という話になった。 なので今回はAくんは誰にも怒られなかった

赤はまた入院生活に戻ってしまった 体育館倉庫で閉じ込められたのがトラウマで最近よく過呼吸を起こしたからだ

赤のいない学校生活なんかつまんないから僕は足が痛いという嘘の理由でしばらくの間休んだ

2週後、僕の足は完全に治った

さすがにずる休みはもう出来ないので、僕は大人しく学校に行った

やっぱり赤がいないとつまらない

赤の病院は少し遠いところにあるので、僕1人だと行けないため赤に会えるのは土日の2日間だけ

僕はほぼ毎週通っていた

そして今日も行く

いつも赤にお土産を持って病室に行く 赤はなんでも喜んでくれてほんとに嬉しい

そして今日はもうひとつ渡したいものを持ってきたのだ

僕は赤に小さな箱を渡した

目をキラキラさせながら開けていいと聞いてくる君に少し笑いながらいいよと答えた

そう、僕がお小遣いを貯めて近くの ショッピングモールで買った

ネックレス

それをつけてあげるともっと目をキラキラ輝かせながらネックレスを見て感動していた

僕は服で隠していたものを首のところから取り出す

2人だけの約束

2人だけの宝物

最後まで読んで下さり ありがとうございました！ 続き♡700