テラーノベル
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その日から、私は"角名倫太郎"を意識するようになった
あの昼休みのベンチで、たった一言交わしただけ それだけなのに、頭から離れない
ソノ
2年の廊下の窓から下を見下ろすと、丁度角名君が、 体育館へ向かって歩いていくのが見えた 制服のまま、ゆっくりとした足取り でも背中は大きくて、なんか、かっこよかった
ソノ
私は運動とか全然できないし、バレーなんて体育の授業 でしかやったことない でも、角名君が頑張ってるなら、それだけで意味ある ような気がしてきた
……は?なにそれ、意味わかんない
自分で思って自分で恥ずかしくなって、 教室に戻ろうとした時、
ユイ
後ろから声を掛けられた 振り返ると、クラスの友達、ゆいだった
ユイ
ソノ
ユイ
ソノ
ユイ
ソノ
わかってる
でも、何もしなかったら、ほんとに一生ただの "知らない人"で終わる
ユイ
ゆいがぽつりとそう言った
ソノ
ユイ
試合…!?
見に行ったら、角名くんのこと、もっと 知れるかもしれない どんなふうにプレーしてるのかとか、 チームの中でどんな存在なのかとか
ソノ
ちょっとだけ、勇気が出た
私の"作戦"は、まずそこから始まった
こんにちは😊 皆、💬、♡ 、ありがとう🥹 皆大好きだよん💞 NEXT ↬ ♡5