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ほんっと子供が感じる気持ちじゃないよね… あの王族絵物語に出てくるいい王族だったらよかったのに
話してから、ずっとその「秘密」を探っていた
なかなか城の中では話さないので、調査は難しかった
1度、無茶苦茶で直接聞いた事があるが…
サラリと無視されるのみでした。 でも、これで明らかに何か隠してるのが分かった
使用人
サイン:幼き頃
バタンー…
サイン:幼き頃
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
サイン:幼き頃
全く、探す事が進まない
時間だけが流れて、何一つ変わらない
軽く言って、心が折れそうだった
そこでアイデアの神様が私に味方をしてくれた、本当に大胆だけれども…
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
ヒリ:幼き頃
突然の大声に驚き聞くヒリ
ヒリ:幼き頃
サイン:幼き頃
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
ヒリ:幼き頃
まさかそれ?と顔をしかめるヒリに、イタズラっぽい笑みを貼り付けて囁く
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
ヒリ:幼き頃
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
サイン:幼き頃
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
サイン:幼き頃
そして…翌朝
私達はバレないようにこっそり…廊下の隅などに盗聴器を付けていきました
本当に置く時はヒヤヒヤした…
こんな事をしようだなんて、考えた事が…前に無かったですから
こんな大胆な悪知恵を働かせたのは、初でした
数日後、さっさと回収していつもの計画時間事…就寝時間に
ついに
それを…聞いた
バタンー…
部屋に着いて早々、布団の下から囁く
ヒリ:幼き頃
サイン:幼き頃
テープをラジオに差し込む。その指先はプルプルしてしまって落ち着かなかった
顔を見合わせると…意を決して再生ボタンを押した
すると、人の声が
ブヅッ…ズー…ズー…
…上手くいってるか?
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
ヒリ:幼き頃
声は相談している事も知らずに、淡々と喋る
…おっ、君か、丁度良かった、この廊下を進みながら話そう
ヒリ:幼き頃
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
ヒリ:幼き頃
もうここから聞く、ではなく祈る、になっている
頭の中には話してて!!の人単語しか無い
ほかの単語は全く勝てていない
…今の管理状況は、一体どうなっている?あと7日だが…
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
…ええ、前に兵を入れた時に調べておきました
…もう”記憶を消し変え”しても良いと思います。王様、そちらは頼みましたよ
…分かっている、そちらこそ大切だという事を忘れん様にな
…分かっていますよ
ヒリ:幼き頃
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
テープを取り出し、新しいテープを入れる
それだけなのに…
深い、緊張感が走る。ゴクリと無駄に大きな音を立てて唾を飲み込むと
再生ボタンをゆっくり押した
ブヅッ…ヅー…
…王様。疲れましたけど、そちらの…
…”記憶の書き換え”よろしくお願いします
…ああ、あそこに行き、”人々の記憶を変える”簡単な事だ
…「あれ」も忘れないで下さいね
…もちろんだ
…はい、あちらの事──────
ガタン!
強く棚に寄りかかる音
ああ、成程
分かったよ、分かってしまったよ
最低だよ、最悪だよ
とりあえずまだ続いているラジオを何故か力が入らなくなった指で止める
意味が分かってしまった…
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
ヒリが頭を抱えて唸っている
やっとの事で声を絞り出した
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
話している途中に何かに気づいたのか、言葉を濁す
全部繋がった、と独り言がまたもや唸る様に聞こえる
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
サイン:幼き頃
ヒリ:幼き頃
サイン:幼き頃
「失望」この感情をこの時経験した
物語で見るような守る様な王族では無い
無理に支配し続ける闇だ
それに…大きくなったらこのルールに従わざるを得ない事になる…
実際、2人以外がそうなのかもしれない、はたまた、まだ別の事なのかもしれないが…
もっと深く知りたい、何て考えは一旦埋まった
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
ヒリ:幼き頃
貴方達はこのルールを知っているから普通だと思いますが…
最初は、こんな感じだったのではないでしょうか
「裏切られた」勝手に、王族にそんな憎しみが湧いた
でも…これでよかったんですよ
…たぶん、これが無かったら…
貴方達と、会えてないと思います
続く