私には大好きな趣味があります
好きで好きでしょうがなくて
暇を見つける度にして
それをしていると 何処までも時間が進んで
そのことが何故か心地よくて
誰かに見てもらいたくて
自慢したくてしょうがない
すごい! って褒めてもらって
恥ずかしくなる
でもそれは悪い気分じゃなくて
心が風船のように 青く澄んだ空に向かって 浮かんでいく
そんな気分になる
将来はこれに関系する仕事が したいなと感じて
目標を決めて頑張りました
頑張って、頑張って
誰にも見られなくても
それでも続けて
いつか報われるんだと信じて
信じて、信じて 努力して
挫折しかけたことなんて 1,2回なんかじゃ済まない
その度に自分を奮い立たせて
やれるんだと鏡に向かって叫んだ
喉が痛かった
それでも叫び続けたら、 楽になった
頭を抱えながら悩んで
同い年の自分よりも すごい人を妬んで
そんな自分を嫌悪しながも 前に足を出して
底がすり減った靴で歩き続けた
何も見えない暗闇の中を 歩き続けたんです
なのに......
・・・
・・・
ああ、
なんでこんなことしてるんだろう
今日、そう思ってしまったんです
私には大好きで大好きで しょうがない
そんな趣味がありました
それについて考えると 胸が痛むんです
知らぬ間に涙が濡れるんです
私はこれ以上ないくらいに 頑張った
褒めてもらいたかった
絶対に出来るって
鏡に映る自分じゃなくて 他の人の口から聞きたかった
まだ本気なの? そんなので食っていけるわけない
深海に沈んでいくように
その言葉は 私の心に積もっていきました
将来は大丈夫かと 自分でも考えるようになり
目標通りになんて できてなくて
何度も足が挫けて
その度に心に何かが積もっていく
楽になったと思ってた喉は
ただ、
痛覚を感じなくなっていただけ
鏡はいきおいで 床に叩きつけてしまいました
すり減った靴底からは
破れた靴下と
血とマメでボロボロになった 素足が覗いてるだけ
あなたの好きな事は なんですか
それは今も好きですか
辞めたいと思ったことは ありますか
それとも、もう 辞めてしまいましたか
後悔...していますか?
もう一度立ち上がって見ませんか
輝いていた頃のあなたのこと
好きですか?
もう一度、始めて見ませんか
新しい靴を買って 外に行きましょう
風は涼しくて
陽の光は暖かい
かすかに聞こえる喧騒を あなたは心地が良いと感じる
駄目でも、いいんです
苦しかったら逃げてもいいんです
逃げたあとは家に帰りましょう
今日もよく頑張りました
私がそう言ってあげます
苦しいのに
辛いのに
泣きたいのに
それでもあなたは戻ってきた
偉いです
よく頑張っています
だから、お願いだから
自分を責めないで
笑ってる顔が一番見たいから
あなたのそばに 夢に向かって頑張っている人は いますか
今度はあなたが 支えてあげる番です
コメント
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気まぐれ投稿です 私が好きだったのはダンスでした。 挫けてしまいそうなんです