これはきっと罰だ
蘭
じゃーな
パァンッ
竜胆
流石兄貴
竜胆
頭打ち抜いたね
蘭
だろ〜
遠のく意識の中私を知らない私が愛した2人の会話を聞いた
アラームの音が頭に響く
どれだけ願っても朝は来る
風羽
……生きて、る
多少体が縮んだような気もするが
風羽
……あ、連絡しない、と
震える手で"アイツ"に連絡を入れた
昨日の会話が耳に残っている
あの未来はもう来ないとしても体は鉛のように重く、これ以上はやめろと言われている様だ
振動が響く
返事が来た
私はベッドから飛び起きると急いで着替えた
高鳴る鼓動を抑え付け足早に家を出た