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公園に着いてすぐ目に止まったのは見慣れた金髪だった
風羽
私達、きっと神様に嫌われているんだろうね
武道
明るい笑顔を見せるタケミチの目の下には隈が出来ていた
風羽
武道
私達はタイムリーパーだ
風羽
武道
風羽
私は正直タケミチが嫌いだ
辛いのに誤魔化して笑うのも
自分より周りを先に助けるのも
武道
風羽
風羽
吐き慣れた嘘を並べ本当の私が見えないように壁を立てた
武道
武道
タケミチ、私ね
1番大好きな人達に殺されたんだよ
風羽
風羽
武道
風羽
武道
風羽
今、2人はどうしてるだろう
武道
風羽
風羽
武道
別れを告げればもう自由だ
強張る足を地面から引き剥がして走り出した
電車に揺られ駅をいくつも見送りやっと六本木に着いた
風羽
この時間ここに来る事を禁止にされていると言うのに私の体は2人を探していた
辺りは既に日が落ちていた
風羽
スマホは充電切れで使えない
コミュ症と言うこともあり自分から話しかけるのには抵抗があった
風羽
本音を言ってしまえば家にまで行って抱きしめて欲しいくらいだ
蘭
突然後ろから求めていた声がした
風羽
蘭
蘭
安心と不安がぶつかる
泣き顔なんて見せたくないのに
蘭
思いついたように目の前にしゃがみ込むと唇を奪われた
風羽
蘭
蘭ちゃん、私もうタイムリープしたくないよ
風羽
蘭
そう言うと私の手を引いてくれた