第？章　最低で最悪な主人公

そうして、一時間目の授業が終わって…

…面倒なことになった

こいつは、さっきの授業の前に話しかけてきた俺の隣の席のやつだ

それで俺とこいなについて色々聞かれた分けだが…

そのせいで、むっちゃ疲れた…

俺はまだこの学校に来て一ヶ月

だというのに…こんなにも疲れ切っている…

…これが三年間？

そんな会話をしていると、先生から集合と言われた

…ていうか、こいつ俺の担任か？

高校だったら普通、教科担当の先生がいるんじゃないのか？

そう先生が言うと、クラスの奴らが騒がしくなった

…そういえば、この学校には部活で差別があるんだっけか

運動部が文化部に対して威圧的…みたいな…

まぁ、いいか

その時はその時だ

…そういえば、こいなに自己紹介中に連れて行かれたから部活の予定表とかもらってないが…

まぁ…大丈夫だろ…

気づいたら、もう始まりそうだった

ボールは相手が持っている

その瞬間、相手からボールが飛んでくる

投げたのは…恐らく運動が得意であろう男

…まぁ、俺らには飛んできてないので動かなくてもいいが

…そうして、しばらく投げ合いが続いて

お互い、かなり人数が少なくなってくる

まぁ、そしたら俺に向かって投げてくる奴もいて…

…まぁ、避けれるな

忘れてるかもしれないが、俺は一応体を動かす仕事をしているしな

これぐらいだったら避けられる…

俺の真後ろにボールを持った奴がいた…

…流石に当たるか？

…だが、クラスメイトからの視線がすごい

こっちのチームは負けそうなので、絶対に当たるなという視線が向けられてくる…

…だが、無理なものは無理だ

…そう思った瞬間

俺は…【それ】をボールを持っているやつから感じた…

その瞬間、俺は…