ナム
病室に戻ってみるとホソガはいなかった。 ただ、窓ガラスが割れている
ナム
ナム
それからたくさん、 たくさん探したけどホソガは見つからなかった。
ナム
ユンギ
ナム
ユンギ
そりゃ…そうであって欲しいけど 今更なに核心のないこと言ってんだよ ユンギらしくないんだよ
ナム
ユンギ
ナム
ユンギ
ナム
ユンギ
ナム
ユンギ
ナム
言うはずない 俺のこと好きだから付き合ったんだよね… 言うはずない ホソガが、 そんな無責任なこと
でもほんとだったとしたら…?
ユンギ
ナム
ユンギ
ユンギ
ユンギ
ナム
そのとき、 頭に電流が走った感じがした。 あ…思い出した…
ナム
ユンギ
ナム
ユンギ
ナム
ナム
ユンギ
ナム
ナム
ホソガのとこに行かなきゃ どこにいるかわかんないけど あいつも会いたがってると思うから
ナムジュナ元気かなあ…? 会いたいな〜
グク
ホソク
グク
ホソク
良くなってるか… ジョングガには悪いけど 今日はちょっと外に出ようかな…? 時間がないから
夜、ジョングガが寝てしまったあと こっそり外に出た 薬を見つけるために
ホソク
薬はどこにあるんだろう? 東京タワーにもないって言ってたし…
ジミン
ホソク
ジミン
ホソク
ホソク
ジミン
ホソク
ホソク
ジミン
ホソク
ジミン
はあ、戦闘態勢に入っちゃったよ めんどくせえなあ
ホソク
ジミン
ホソク
ジンは何かを僕に投与したらしい 僕の戦闘能力が格段と上がっていた。 へんな超能力も使えて、 ジミンの腕、足の骨を全部折ってしまった。
ジミン
ホソク
正直怖い 人の骨を折っといて 言えるような立場ではないけど 自分でもコントロールが効かないから怖い
ジミンの手の中にある紙切れを見てみると、 「ミン・ユンギの家 解毒剤」 と書いてあった。
ホソク
いや、もう友達じゃないか… 見張られてたんだね
ホソク
でも手がかりは掴めた。 一歩前進だ。
ホソク
人を傷つけたときは いつも 最後に苦しくなる 自分が下劣なやつだって自覚して。 苦しい…
ホソク
嫌いになったわけじゃなく 今でも会いに行こうと思えば行けるけど ただどうにもならないこともあって 手を離してしまわなければいけないことがある
とても切ないけれど 誰より大切な人で、 誰より好きな人だから
ホソク