テラーノベル
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ぴぴぴっぴぴぴっ
目覚まし時計がなる
時刻は6:30。
この世が嫌で…泣きじゃくる私を置いて何も無かったように朝は訪れる。
朝の支度をして、家事をこなし、終わる気配のない課題を少しでも進める。そして私は、家という牢獄から逃げ出すように学校へ向かう。
そんな変わらない、
色の輝きがいつに立っても見えない日常を今日も始める
お母さんを刺激しないようそーっとリビングへ入る
結衣
毒母
結衣の身体が勝手にビクッと危険から避けるように動く
毒母
毒母
結衣
友達は皆、口を揃えるように言う。
「うちは親が作ってくれるよ」
「親の分まで作ってるの!?」
「えらーい!」
みんな…自分で作らないんだ…。
それを知ったのは中一の時。
結衣
毒母
黙々と食べ進める
基本は私が家事をする。
それのせいでまともに学業には取り組めない
(課題もまだ終わってないのに…)
結衣
結衣は周りを見渡す
あれ?
結衣
毒母
毒母
結衣
最近お父さんは帰ってこない
やっと昨日帰ってきたと思ったらまた今日から居なくなってしまった
かと言って悲しい訳ではなく、すこしほっとする
お父さんが居なくなれば暴力がなくなって、多少は楽だから。
そう思ってしまう自分が嫌い。
友達みたいに家族との旅行話とかもしたい
家族のプチ愚痴大会もしたい。
毒母
結衣
結衣
結衣
いつもだったらもっと家事を頼まれ遅刻ギリギリに登校する
結衣
結衣
教室から楽しそうな声が聞こえる
結衣
朝の出来事で歪んだ顔を無理やり笑顔にし教室にはいった
ガラガラと教室のドアが音を立て
教室のみんながこっちをみる
結月
結衣
何も無かったように友達と接する
誰にも心配をかけないように
結月
体に増えた痣を触られビクッとする
私は咄嗟に痣を隠す
結月
結衣
結月は唯一私の家庭事情を知ってる親友
以前、別の友達に打ち明けたときは
「先生に相談しよう」
「警察を呼ぼう」
と、みんな正義感で動いてくれようとした。
でも、それをしたら家で何が起きるか、私以外の誰も知らない。
結局、私は必死で止めるしかなかった。
その時は「もう虐待はなくなった」って嘘ついちゃった
でも結月はただ寄り添ってくれる。
その優しさが1番信用できた
結衣
結衣
結月
結月
結衣
結月
結衣
結月
結衣
結月
結衣
結月
あぁ、この時間が続けばいいのに_
帰ったら家事、お母さんの愚痴聞いて、お父さんのいる時は殴られる。終わるはずのない課題を進めて…
次の日は最後まで出来ていない課題を提出し、怒られる
いつまで続くんだろ…
結衣
結月
なんでだろ…勝手に涙が…
結衣
結月
その場で私は泣き崩れてしまった
家に帰って一人の時間に色々考えた
結衣
思ったこと、紙に吐き出そう
耐えて学校で指摘されないように隠してきたお父さんからの暴力。
今まで私がするように強要されてきた家事
まともに出来ず先生に怒られてきた学業
このまま生きていたら、私の未来はなくなる。
どんどん乱れていく文字
涙で滲むインク
今まで貰った通知表に3なんて着いたこと無かった。
それでも両親は怒らない
それじゃあいい高校にも行けない
今の行動がどんどん未来に連鎖して行って
私は…どうなるんだろう
思い出すにつれて手も震えてくる
涙も出てくる、お腹も痛い
体が完全に拒否してる
結衣
結衣
私は絵を描こうと買って、結局一度も使わなかったスケッチブックを開いた。
本当なら、好きな色で埋め尽くすはずだった最初のページ。
そこに私が最初に書いたのは、今日されたことだった。
昨日殴られてできたアザも写真に残した。
今日破かれたテストの結果も過去に壊されたお気に入りのマグカップも
全て綺麗に、そのまんま残して…。
証拠を集めていく──
もう泣くだけじゃ終わらない。
私は
両親に復讐する。
コメント
1件
うわ…第2話、めっちゃ重たい展開だったね。結衣の日常の苦しさがひしひしと伝わってきて、読んでて胸が締め付けられたよ。特に「誰にも心配をかけないように」無理やり笑顔を作るシーンと、結月にだけポロッと本音が出ちゃうところが切なすぎた。ラストで「証拠集め」→「復讐する」って決意するところ、絶望の底から這い上がろうとする意志の強さを感じた。続きが気になる🔥