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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

〜悟目線〜

今日は珍しく任務が入ってなくて、自室で寛いでいて。

五条 悟

っ…!

突然変な悪寒が背筋を走った。

この感覚は、

一年前

傑が死ぬ直前と同じ_

誰か大事な人が危ない状態になっている?

____棘だ

直感的にそう思った。

五条 悟

くそっ…何処で任務なんだ…

五条 悟

通話終了

通話
00:00

伊地知 潔高

はい…

五条 悟

伊地知!

伊地知 潔高

ごっ、五条さん!?

五条 悟

棘の任務場所は!

伊地知 潔高

え…?何故そんな事を…

五条 悟

早く

伊地知 潔高

は、狐小路です。手黒の…

五条 悟

分かった

伊地知 潔高

へ?あ、あの、五条さ

ぶちっと伊地知を無視して電話を切る。

早く行かなきゃ…

五条 悟

此処…?

伊地知 潔高

五条さん、本当に来たんですか!?中で何が…

五条 悟

詳しくは後で。ちょっと入るね

とぷん、と軽い音を出して中へと入る。

呪いの気配は…

無し。

一応辺りを確認しながら奥へと進む。

五条 悟

呪いは、祓ってあるのか…

五条 悟

(心配し過ぎだったか…?)

瞬間、息を呑む。

血に塗れた地面。

そこに倒れ伏すのは

五条 悟

っ…棘!!

狗巻 棘

意識が無い。

息をしてない。

血液が喉に閊えてるのか…。

脈はある。 流石は呪言師って感じだな、ある程度訓練してたのか。

五条 悟

ごめんな…苦しいよな…

五条 悟

今、出すからな…

口の中に指を入れて喉を開く。

えずく様な音と共に赤い血が流れて来る。

あちこちに擦り傷を作った体が痛々しい。

応急処置を済ませた後、帳を解いて高専に向かう。

医務室へ運び、硝子へ預ける。

五条 悟

(まさか、僕がこんなに情を移す生徒がいるとはね…)

閉ざされた相貌を見下ろしながら思う。

五条 悟

(…でも)

普段の棘なら、

こんなに無鉄砲な事をしただろうか…?

五日で何かは変わるのか

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