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____昔の、夢を見た。
家の奴等は皆、優しいフリをして俺のことを忌み嫌っている。
口に呪符を巻かれていた毎日
只々苦痛だった。
思い出しただけなのに恐怖感で吐きそうになって来る。
狗巻 棘
何時も何時も
人目につかない廊下の隅っこで泣いてた。
上手く呪力の制御が出来ない俺を、両親は冷たい目で見下ろす。
_優しいフリして 気づいてないと思ってる そのゴミ見る様な目
実際ゴミなのかもしれないけど
親にだけは、
認められたかった…
生きてて良いって
思いたかったのに。
また涙が溢れて呪符を濡らす。
そうだ。
その後、悟が来て
俺をあの地獄から連れ出してくれたんだ。
だから、それに見合うだけの働きをしようと思って祓ってきたんだ。
だけど____
もう、見合うだけの働きは出来たよね____?
狗巻 棘
目が覚めた。
此処は…
医務室?
気を失って…
てっきり死んだと思ってた。
ぐるりと辺りを見回すと、隣に悟が座っていた。
目を閉じて、眠っているようだ。
珍しく目隠しをしてない。
長い睫毛に縁取られた空色の瞳がゆっくり開かれる。
五条 悟
狗巻 棘
五条 悟
狗巻 棘
二日間も…
という事は、今は四日目の昼。
実行まで、もう1日も無いや。
五条 悟
狗巻 棘
五条 悟
狗巻 棘
和田たけあき様の 【キライキライジガヒダイ!】 から歌詞お借りしました。