CODE-ELに入ってから 5年と半年・数ヶ月
ついにこの日が来た
小湊奏
あー…早く終わらせよう
僕は毛利さんのいる部屋を目指した
僕が部屋に入ると、毛利さんは書類をまとめていた
なので急に僕が来たことに驚いたのか僕に問いをかけてきた
毛利
どうした奏、何かあったか?
小湊奏
毛利さん、突然すみません
小湊奏
少し話したいことがあります
そして、本題に入る
小湊奏
単刀直入にいいますと、
小湊奏
私は、今日をもってCODE-ELを抜けさせていただきます
毛利
は?!一体どうして!
小湊奏
もう私は充分強い、
小湊奏
もうここにいる必要はないのです
毛利
…
毛利
組織から狙われるとしてもか?
小湊奏
構いません
毛利
…そうか
そして毛利さんは少し悩んだものの、承諾してくれた
“私”は部屋を出た
私は出口へと向かう途中、珍しい子とすれ違った
それは鶴城くん
鶴城史之舞
アンタ、何してんの…?
小湊奏
?、あぁ、鶴城くんか
鶴城史之舞
また依頼か…?
小湊奏
…
私は答えれなかった
そして無言で立ち去ろうとした時、鶴城くんが私の袖を掴んだ
鶴城史之舞
待ってよ…何で答えないのさ…
小湊奏
ごめん…
小湊奏
でも、いつかきっと逢えると思うから…
鶴城史之舞
いつかって…
小湊奏
“またね” 史之舞ちゃん
私は鶴城くんの手を振り払い、裏門から出て行った…
鶴城史之舞
…またね、…
そして私は一番近くの街へやってきた
それが黒蔫街だ
小湊奏
ここら辺は賑やかだな…
街をふらふらと歩いている時、向こうの方から悲鳴にも近い男の声を聞いた
裏切り者)
ひぃぃ “小湊さん”!
その名前に、僕の足が止まった____
小湊奏
小湊…?
裏切り者)
わ わぁぁぁあ〜‼︎
小湊 圭一
あ〜もう逃げないでよ〜っ
そしてもう一つ抱えた声…
大人びて少し分かりずらくなったが、間違える訳がない
小湊奏
今の男…もしかして
私はその2人の後を追った____
(あの話に繋がる)