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救出作戦

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救出作戦

1 - 君を助けた。僕は後悔していない。

♥

47

2024年08月07日

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人の思っていること

テロップ(説明) 白色 効果音 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

時間は私達人間のことも気にせず、 どんどん進んでいく 。

時代も 昔は戦争があった時代も あったのだとか 。

最近はニュースではやっていないが、 世界では戦争はまだ続いている。 この国が巻き込まれていないだけで。

そんな中、とある少女が 試験管のような瓶を片手にこう言った。

澪琉

ごめんね、
愛陽ちゃん、笑

そういう彼女の目には 目に涙という水が溜まっていて。

彼女も、『本当は死にたくない。 生きたい』という意思がみえる。

愛陽

本当は生きたいんじゃないの?

と、僕が声をかけても

澪琉

いや、そんなことないよ?

こうはぐらかされてしまう。

愛陽

そっか、

澪琉

うん、笑

無理して笑い、 泣いている彼女は 澪琉(れいる)という。

澪琉

れいにはもう
生きてる資格無いから、笑

愛陽

(どうして、。)

どうしてそう思うのだろう。 僕には理解できなかった。

だが、彼女なりの理由があるのだろう。 という解答に辿りついた。

まだ彼女は。 澪琉は涙を目に溜めている。

澪琉

それじゃあね、
愛陽ちゃん

彼女がそう言った瞬間に 試験管のような瓶に入ったものを飲んだ。

愛陽

あ...あ"あ"ぁ...

この愛陽という彼女が絶叫して 泣いている。

きっと大切な彼女を失くしたのを 後悔しているのだろう。

愛陽

どうして...
相談してくれ
なかったの...っ

そう、泣きながら 目の中の雫を零しながら言っている。

堕悠彩

...おっと。
こんなことになっているとは、。

澪琉

堕天使さん、?

ふと、目を見上げたら堕天使がいた。

堕悠彩

...そ、です。
堕天使...です

堕悠彩

貴方の...家族?

愛陽

いや、。

堕悠彩。読み方はだゆあ。 彼女は堕天使で死体の回収をしている。

堕天使は驚いたように目を見開いた。 その後に愛陽は

愛陽

...大切な...
友達です。

と言った。

堕悠彩

友達のために
そんなになれるの?

堕天使は冷静な目で愛陽を見た。

愛陽

えっ?

驚いたように 見上げる。

左手に槍。 本来の白い天使の可愛らしい羽が 黒く塗り潰されている。

堕悠彩

堕天使の世界では
友達が死んだら

堕悠彩

『そうですか』で終わり。
泣く者も叫ぶ者もいない。

愛陽

そうなんですね

世界は広いんだと。 改めて自覚した。

堕悠彩

でもたまに。
貴方みたいなタイプも
見かけるかも

堕悠彩

...おっと。話し過ぎた。

堕悠彩が時計を見ればそう言った。

堕悠彩

じゃあ"これ"を回収して行くね。

死体を指さしてそう言った。

愛陽

はい

堕悠彩

じゃあ、またどこかで。
愛陽さん♪

あれ、僕名前教えたっけ?

堕悠彩

人間のことはなんでもわかる、。
それが堕天使なんですよ♪

堕天使こわ、。

堕悠彩

あら、良からぬこと
考えなかった?

堕悠彩の目からハイライトが消える。 それ程愛陽の思ったことが嫌なことだったのだろう。

愛陽

そんなわけないですよ

堕悠彩

...あ、そうそう

愛陽

真面目な顔付きに変わる。 これから言うことはとても真面目なことなのだろう。

堕悠彩

もし生き返らせたいと、
思うのであれば

堕悠彩

天使の所へ行きなさい。

愛陽

...天使、。

天使とは魔法の力で なんでも出来てしまうチート級の生き物である。

願ってしまえばなんでもできるそう。

堕悠彩

天界にある『天蘭』という
御屋敷から

堕悠彩

パートナーにできる天使を
選べたはず...ってこれは

堕悠彩

堕天使だったわね、♪

わざとらしく笑う。 その表情に 悲しみと憎悪が紛れていた。

堕悠彩

おっと、そろそろ行かない
と先生に怒られちゃう。

堕悠彩

じゃあね、愛陽さん

愛陽

...

バサッ...バサッ...

愛陽

うっ...うわぁぁぁぁ...

堕悠彩がいなくなった瞬間に うめき声をあげ、泣き始めた。

愛陽

僕が...っ!
僕が未熟だったからぁ、!

さくり

…。

どうやら背後に天使がいるようだ。 そんなことには気づかず、ずっと泣いている。

さくり

そろそろ泣きやめ。人間

と天使がいうとすぐに泣きやんだ。

愛陽

...?

見た目は赤髪ロングで白のドレスを着用している。

もしかして、この人が 天使さん?

さくり

こんにちは、人間
さくはさくり。

さくり

...ったく。
さくの前で泣くなってんだ。

性格が少し悪いようで。 見た目はかわいいからGAPなのだろうか。

さくり

...とりあえずここが分が悪い。
場所変えんぞ

愛陽

...

僕は小さく頷いた。

天使と人間が歩いている。 傍から見れば白いドレスを着た可愛い女の子と

パーカーを着たカジュアル系の女の子が 歩いているとわかるだろう。

愛陽

で、なんで僕のところに?

さくり

...未練があると思ったから

未練というのは 先程、堕天使の"堕悠彩"に澪琉を 奪われたことだろう。

死んでいるとはいえ、助けに行きたい。 そして職人にお墓を作ってもらおうという顔をしている。

さくり

ふん、さくは
対価がないと協力しないからな

愛陽

...対価、?

さくり

...あれ、聞いてない?

焦るように説明をするさくり。

さくり

天使が人間と交渉する際に
使う"契約"には

さくり

それ相応の対価を
持っていないとだめ。
というか対価が無いと不可能。

さくり

...お前の対価は...
あの水色のやつを助けて欲しい...だったか?

というと、にやりと笑い

さくり

対価、(手を出す)

愛陽

...命...?

さくり

ばか。
救出するだけだから命まで
はいかねえよ。

愛陽

そ、か、。確かに...

さくり

でも、。

でも? え、なになに、。

さくり

ほかの天使なら...
有り得んな。

さくり

特にリノリア辺りは...。

愛陽

リノリア、?

さくり

ああ。
名前がリノリアの天使が居るんだよ。

さくり

そいつはサイコパスといわれるもので契約者の魂と引き換えに

さくり

なにかするという契約をとりつけてる。

愛陽

なるほど、。

サイコパスだあ...ッ。 ...僕は、こうするしかないのか、。

愛陽

何でもするので...ッッ
澪琉を...

あれ、声が出ない...。

さくり

あの子を?
どうして欲しいの?

愛陽

...ッ!

口あけなきゃ、!

愛陽

僕はどうなっても...いいので、

愛陽

あの子を...澪琉を
助けて...くださいッ...。

目に涙を溜め、愛陽はそう言う。

さくり

...。ふむ。

さくり

しゃあない。
助けてやろう。

愛陽

ほんとですかっ!?

目をきらきらさせてさくりを見つめる。

さくり

嗚呼。だが
取引の条件として、。

さくりは唇をペロっと舐め、

さくり

泣け。

愛陽

!?

愛陽

うぅ...あぅぅ...ッッ

愛陽は命令されたすぐ後に泣きはじめた。

さくり

...ありがと。

さくり

連れてくる。
ちょっと待ってな

さくり

...堕悠彩。

堕悠彩

堕悠彩

あれれ、誰かと思えば
神様に忠誠を誓ってる

堕悠彩

天使ちゃんじゃーん、?
どうしたのー?

堕天使はこうやって会った瞬間煽るやつや 悪口をいう堕天使もいる。

さくり

そいつを返してもらう。

堕悠彩

無理だと思うよ〜、?

さくり

さくは、"俺"は。
あいつと約束したんだ。

堕悠彩

(約束...契約のことか。)

さくり

...(あれ、がら空き...。)

澪琉らしき人が監禁されている所を覗けば 入口に門番も兵も居ない。

さくり

...。

さくり

(罠だ。)

さくり

(...窓割って入るか。)

さくり

バサッ...バサッ...

パリンッッ

さくり

侵入成功。

さくり

標的人物(ターゲット)
"澪琉"

さくり

(気配を感じる。この感じ...)

さくり

...リノリア、いるんだろ?

リノリア

なーんでバレるかな、?

不思議そうにリノリアはそう言う。

さくり

...澪琉を探すぞ。

リノリア

...了解

そこから俺らは沢山の部屋を探した。

さくり

居ないな。

リノリア

となるとあそこの部屋ー、?

さくり

入りたくない。
リノリア、行け。

リノリア

...わーったよ。

リノリアがその部屋に向かって飛んだ。

数時間して。人間を連れて戻って来た。

リノリア

こいつ?

さくり

嗚呼。
ありがとな

さくりはその人間を受け取ると。

さくり

じゃあ俺はそいつを連れて
人間界に行く。

さくり

リノリアは先に天界で休んでろ。

リノリア

へいへーい

命令通りにリノリアは天界へ向かった。

さくり

...居た。

愛陽

あれ、天使さん

さくり

...はぁ。
お前が無茶言うから...

さくり

とりあえず持ってきたから。

愛陽

おおッッ!✨

目を輝やかせ、

愛陽

ありがとうございますっ!

お辞儀をする。

さくり

礼には及ばねぇよ。

さくり

受け取れ。

愛陽

わっ!?

愛陽は投げられるとは思っておらず、 驚いた。

さくり

んじゃ、またな

愛陽

はい!

fin

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