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今日は人気絶頂のアイドルグループの カラフル・トレインの3周年記念ライブ。 席は観客で満員になっており、七色のペンライトが光り輝いている。
紫島遥
彼女はカラフル・トレインの紫担当、 パープル・アイラこと紫島遥。 そんな彼女はアイドル業に嫌気がさしており、何度も引退を決意するほどだった。
紫島遥
そんな精神状態でも、グループの中でもトップクラスの歌唱力とダンスの上手さ、 そしてファンサの質の高さから絶大な人気を誇っていた。
紫島遥
そんな状態だったが、顔やパフォーマンスには一切出さずにライブを終える。
幕が降り、アイドル達は後の握手会に備えて楽屋で休憩をすることになっていた。
楽屋内部
メンバー
紫島遥
メンバー
紫島遥
メンバー
会話を終わらせて少し寝ようと机にうつ伏せになるが、楽屋内が騒がしいため寝ようにも寝られない。
紫島遥
マネージャー
紫島遥
マネージャー
紫島遥
そう言い残してサングラスと帽子を被り、正体がバレないような格好をして外に出る。
楽屋の裏口から出て少しの路地裏
紫島遥
路地裏で揺らめく1つの人影を目撃。 身を潜めながらもその様子を眺めている。
立川大翔
紫島遥
路地裏にいた人の正体は彼女の幼馴染の立川大翔。 家がお隣で現在までは疎遠になってしまっていたが、小中までは大の仲良しだった。
立川大翔
紫島遥
立川大翔
何かを隠すように彼は走り去って行ってしまった。
紫島遥
紫島遥
握手会の時間になったため楽屋に戻る。
楽屋内部
紫島遥
マネージャー
紫島遥
そう言い握手会の会場まで走って行く。
握手会会場
紫島遥
ファン
紫島遥
握手会開始からすでに3分が経過しているのもそうだが、彼女の列には特別多くの人が並んでいるため、相当時間がかかりそうだ。
紫島遥
紫島遥
このように手際よく、かつ丁寧にファン1人1人に接して行く。 そして列の半分くらいを終わらせた。
ブラック・ジョーカー
1人の人物が壁に嵌っているダイヤモンドを見て呟く。
ブラック・ジョーカー
そう言い怪盗?らしき人物は宝石を壁から取り外して鞄にしまう。
紫島遥
ブラック・ジョーカー
煙幕を落としその場を去る。 警備の目を見事に掻い潜り怪盗は夜の街に消えようとしていた。
紫島遥
握手会も途中の状態で会場から走って外に出る。 まだ遠くには行ってないだろうと考え、目に映った人影を追いかけていくのだった。