本作はフィクションです
実在する学校名や団体、個人名とは関係ありません
しかし、これは あなたの身にも起こり得る 恐れが充分にあります
心してご覧下さい
小説投稿サイト『セラーノベル』
この日、サイト内は、いつも以上の賑わいを見せていた。
読者
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ぷりり
ぷりり
ぷりり
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ぷりり
彼女のペンネームは 『ぷりり』
セラーノベルでも随一のフォロワー数を誇る、人気作家の一人。
作品を出せば瞬く間に何千何万を超えるいいねがつくのは、最早当たり前。
セラーノベル内で、ファンクラブも作られるほどの売れっ子ぶりは、公式作家と同等……と言っても過言では無い。
ぷりり
読者
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ぷりり
ぷりり
ぷりり
読者
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そんな彼女には、絶対にバレたくない、ある秘密があった……
あんず
あんず
彼女の名は、町田あんず。
来年春の卒業を間近に控えた、小学校六年生である。
そして彼女こそが、セラーノベルの人気作家、ぷりりの正体であった。
あんず
あんず
あんず
あんず
あんず
あんず
そうして彼女が次に開いたのは、別の小説投稿サイト。
名を、『カミノベル』。
昨今の界隈を牽引すると言っても過言では無い、ライトノベルの最大手サイトだ。
彼女のスマートフォンの画面には、ブックマークのページが表示されている。
そこにはずらりと、アマチュア作家のライトノベルが並べられていた。
五十件を超えるそのブックマークは、彼女の趣味で集められたものであり
同時に、ある目的で、収集されたものだった。
あんず
あんず
あんず
あんず
あんず
あんず
あんず
あんず
あんず
あんず
あんずは文字に指を押し付け、やがて画面に表示された、『すべて選択』を迷いなくタップする。
あんず
あんず
あんず
あんず
あんず
そう、人気作家『ぷりり』は
盗作に手を染めていたのだ。
彼女が人気を集めていた小説は全て、カミノベルのアマチュア作家からの盗作だったのである。
あんず
あんず
あんず
あんず
あんず
あんず
あんず
あんず
あんず
あんず
あんず
あんず
あんず
あんず
あんず
あんず
あんず
床に転がる彼女は夢にも思わなかった。
こうして読者にチヤホヤされる日々が、今日で終わってしまうなど……
―とあるSNS―
バッキンガム野口
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#盗作
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あんずの眠った深夜2時。
いわゆる『ネット民』が動き出した、深夜2時。
騒乱の日が幕を開ける――