あのときで合わなければ
あそこに居なければ
あの時
手を握らなければ
光輝
れーいちゃーん
零
うわっ...
光輝
うわってなんだよー
零
...(無視だ無視)
光輝
ねぇねぇ零ちゃん
零
...?
光輝
キスしていい?
零
はぁ?!
光輝
やっぱり反応した
零
うるせぇな!
光輝
もぉ うるさいのは君でしょ
光輝
まぁ今は2人だけだからいいけどさ?
零
ふたり...
零
いや...やめろよ!
光輝
零ちゃん今なんか考えたでしょ?
光輝
不良なくせにそんな赤くなってぇ
零
あぁ?
零
赤くなってねぇよ
光輝
ひー怖いなぁー
そうだ俺は不良だ
不良なせいでこいつと出会ったんだ
数ヶ月前の事だった
光輝
大丈夫だった?
零
...手ぇ出すんじゃねぇよ
人と喧嘩していて
俺が背後を狙われた時に
こいつが助けてくれた
光輝
そんなこと言わずにさー
零
...うぜぇ
光輝
ほら
零
なんだよ
そう
この時だった
こいつが俺の前に手を出してきた
光輝
その傷じゃあ立ち上がれないでしょ?
零
っ...!
光輝
全身傷だらけじゃーん
零
はぁ...
俺はこいつの手を握って学校の保健室まで連れていかれた
零
おい、これ学校きてんのかよ!
光輝
そうだよ?
その頃俺は学校にはあまり行かなかった
だから学校に入るのが何となく嫌だった
光輝
やっぱり傷だらけで学校来るのはようなかったなぁ
光輝
めっちゃ周りの人見てるわ
零
だから嫌なんだよ!
光輝
ごめんごめん
光輝
ま、保健室入っちゃえば人みないから大丈夫だよ
零
...............
光輝
君、名前は?
零
き...霧島...零
光輝
ほぉー
零
なんだよ
光輝
いやー教えてくれるんだねー
零
助けてもらったから...少しは...
光輝
意外とちゃんとしてるねw
零
うるっせぇ!
光輝
ねぇちょっとだけ目つぶってて
零
???
零
何する...
そいつは俺の目をぎゅっとおさえた
零
何して...!
光輝
大丈夫 痛いことはしないから...
何かが口に触っている
零
手離せよ...
光輝
えー仕方ないなぁー
光輝
今回はここまでにしとこ
抑えていた手を離してそう言った
零
今回...?
光輝
なんでもなーい
零
お前ッ...!
光輝
またよろしくね
光輝
零ちゃん
確かにあの時俺は...
光輝
ねーあの時キスしかさしてくれなかったよね?
零
は?
光輝
今度はもっとやりたいなぁー
零
何言ってんだよ
光輝
キスしたって言ってないけどさぁ
光輝
さすがにわかるかなーと思って言わなかったんだけど
零
なッ...!
やっぱりしてたんだ...
こいつなんかと!