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そう
そう
ちよ
それは幼い頃の約束
そう
ちよ
ちよ
そう
そう言ってそうちゃんはオモチャの指輪をくれた
ちよ
そう
そう
そう
ちよ
ちよ
次の日
そう
ちよ
ちよ
ちよ
ちよ
ちよ
そう
そう
それがそうちゃんと交わした幼い私の最後の言葉だった
お母さん
お母さん
ちよ
お母さん
お母さん
お母さん
ちよ
ちよ
ちよ
ちよ
私は目が枯れるほど泣いた
走って隣に住むそうちゃんの家まで走った
靴もはかずに、インターホンを何回も押して叫んだ
ちよ
ちよ
ちよ
ちよ
ちよ
お母さん
お母さん
ちよ
何年待っても帰ってこなかった
好きだった
好きだったのに
約束はずっとは続かない
会社員1
ちよ
ちよ
辻 ちよ
今はもう23歳になり、会社員として働いている
家も出て、そうちゃんの事は遠い昔のように感じていた
記憶もあまりない
ただ、悲しかったと言うだけ
それだけ