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3時間目が終わるチャイムが屋上まで鳴り響き、
その大きな音で、
私とこんにゃくくんは目を覚ました。
さっきまで陽向だった場所は若干日陰に変わっていて、
2人でコロコロと寝っ転がりながら、
回り移動する。
"暖かい"
2人で顔を見合わせてふふっと笑った。
西村拓哉
西村拓哉
みなみ
西村拓哉
西村拓哉
こんにゃく風雅くん
いきなり屋上のドアが開いたと思えば、
そこから飛び出してきたのは天使こと拓ちゃん。
荒い息を整えながら、
こんにゃくくんを軽く睨み付け、?
私の所へとやって来た。
西村拓哉
西村拓哉
西村拓哉
みなみ
みなみ
みなみ
西村拓哉
西村拓哉
みなみ
西村拓哉
肩にかけてあったこんにゃくくんのブレザーを強引に取ると、
自分のブレザーを脱いで私の肩にかける。
"一緒に教室来るやろ?しかもふぅ寒そうで可哀想や。"
そう言いながらニコッと笑い、
拓ちゃんが持っているこんにゃくくんのブレザーを、
もう一眠りしようとしているこんにゃくくんの顔に遠慮なく乗せた。
こんにゃく風雅くん
こんにゃく風雅くん
西村拓哉
西村拓哉
西村拓哉
こんにゃく風雅くん
"みなみちゃん、戻ろ?"
"これ以上サボると怒られるで"
と軽く言葉を付け足しながら優しく私の腕を掴み、
立たせた。
そのまま離さず、
やや強引に出口の方に連れて行かれる。
みなみ
みなみ
みなみ
西村拓哉
西村拓哉
みなみ
みなみ
みなみ
西村拓哉
こんにゃく風雅くん
こんにゃく風雅くん
奥から聞こえただるそうな声。
確かにこんにゃく風雅くんの声で、
拓ちゃんの進んでいた足はぴたっと止まる。
"何の事言うてるん?"
と険しい顔で振り向き、
奥で寝っ転がるこんにゃく風雅くんを見つめた。
こんにゃく風雅くん
こんにゃく風雅くん
西村拓哉
西村拓哉
西村拓哉
"んじゃ、寝る。"
役目を果たしたかのように、
一瞬で眠りにつくこんにゃくくん。
前からは"ちっ"と言う音が聞こえて、
目線を拓ちゃんに戻すと、
複雑…?というより、
怒ったような顔をしていた。
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