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Tubasa
俺はゆっくりと体を起こす
今は8月上旬で窓もない倉庫は
蒸した部屋になっていた
メアリー
メアリー
上をむくと メアリーが立っていた
メアリー
Tubasa
俺はメアリーから 非常食の水をもらい
一気に飲み干す
Tubasa
Tubasa
メアリー
そう言うと 俺は近くの扉を軽く開けて
換気を始める
Tubasa
Tubasa
Tubasa
そう言いながら 俺は使っていた毛布を畳む
この毛布は 支給品として配られたものだ
メアリー
メアリー
メアリー
…こんな大事な時に2度寝する暇があるのか…
と 俺は心の中で思っていた
メアリー
メアリーは立ち上がり
Suzuが寝ているすぐ隣にあるリュックから
非常食を取り出した
Tubasa
今の時刻は朝の7時
1日目開始時刻は2時間後の9時からだ
メアリー
ピクピク…
Suzuの隣からなにか耳が見える
Tubasa
メアリー
たしかに さっきと比べたら大分動きが早くなってる…?
グリ
急にグリが目を覚ました
グリ
グリ
Tubasa
グリ
メアリー
メアリーは上品に口を隠して笑う
グリ
グリ
…なんだかこうやって見ていると
グリがいじられキャラになっている気がする
シャルル
シャルル
気がつくと シャルルも起きていた
メアリー
…しかも今の声寝起きか?
なんか猫の声聞こえたけど
Tubasa
…って シャルルは猫か
シャルル
グリ
Tubasa
俺はグリとシャルルの2人にコップ1杯分の水を汲んで渡した
シャルル
シャルル
ちなみにハンスとSuzuはまだ眠っているようだった__
Suzu
Suzu
ハンス
あれから1時間経つと
Suzuとハンスが起きてきた
グリ
グリは非常食を頬張りながら言う
ちなみにあの後
俺達は腹が空いていたので
先に早めの朝食を食べていた
Suzu
メアリー
メアリー
Suzu
Suzuはメアリーの隣に座って 楽しそうに雑談をしていた
シャルル
ハンス
そして俺達は朝食を済ませることにした
Tubasa
朝食を済ませた俺達6人は
長い鬼ごっこ前に
一度マップを全て把握するため
少し探検に出かけていた
ハンス
…そういえばハンスは貴族だから
あんまりこういう所には来ないのかもな
メアリー
のんびり探索をしていると
違和感のある部屋を見つけた
Suzu
メアリー
メアリー
…それは霊的なやつか?
ガチャガチャ
シャルル
隣ではシャルルが扉を 開けようと試行錯誤を繰り返していた
グリ
シャルル
シャルル
もしかしたら ドアノブとかの不具合か?
…と、俺は考えていた
Suzu
Suzu
俺はスマホを取り出し
時間を確認する
あと5分ちょいで始まるみたいだ
シャルル
シャルル
シャルルは言葉を繋げる
シャルル
Tubasa
Tubasa
俺はそう言った
Suzu
ハンス
Suzu
Suzuはハンスの手を握る
…なんだか 心無しかハンスの顔が赤くなってる気がする
ハンス
ハンスのいい所はさ
こう__仲間思いな少年なんだな…と思っている
メアリー
シャルル
シャルル
Tubasa
グリ
そんな軽い気持ちで決めた 組み合わせが決まった
Tubasa
グリ
グリ
…と軽く指摘される
グリ
と言われるがまま 俺は上着を脱ぐ
そして その上着を腰に巻いて行動することにした
グリ
薄暗い倉庫の中
グリは俺に聞いてきた
グリ
グリ
と聞かれた
グリ
グリ
グリ
…んまぁ、もう隠す意味なんてないよな
俺は全てを打ち明けることにした
Tubasa
Tubasa
俺は下を向いてそう言う
グリ
グリ
たしかに、今じゃ吸血鬼を見かける機会なんてないもんな
グリ
グリ
グリ
Tubasa
Tubasa
グリ
Tubasa
俺はグリに【真実】を探そうとしている
Tubasa
Tubasa
Tubasa
『片方 目の色が違ってたんだよ』
グリ
Tubasa
Tubasa
グリ
Tubasa
Tubasa
Tubasa
Tubasa
グリ
グリ
その後 グリは何も話すことはなかった
グリ
グリ
グリ
Tubasa
Tubasa
グリ
そういえば、なんか『部屋みたいなのがある』とか言っていた気がする
Tubasa
Tubasa
グリ
グリ
グリ
グリの只事ではない空気を感じた俺は
Tubasa
グリの意見を優先に 行ってみることにした
グリ
Tubasa
目の前には暗い廊下が待っていた
Tubasa
Tubasa
グリ
俺とグリは覚悟を決めて
その道を進むことにした___
Tubasa
グリ
蒸し暑かった倉庫と比べて
倉庫の奥はとてもヒヤッとしていて
冷たかった
Tubasa
俺は腰に巻いてあった上着を解き直す
グリ
グリ
Tubasa
Tubasa
グリ
Tubasa
Tubasa
そう言い、俺はグリに上着を手渡した
グリ
そして 俺達は暗闇の洞窟の奥へと進む___
Tubasa
俺達の少し後ろでは__
???
???
???
???
グリ
トンネルの最深部まで進むと
壁紙が上に貼られた扉を見つけた
Tubasa
グリ
すごいベストなタイミングだけど…
なんで持ってるんだし…
Tubasa
俺は壁紙にカッターの歯を当てて
ゆっくり切っていく
Tubasa
Tubasa
中に入るとそこは…
Tubasa
真っ暗な部屋だった
グリ
グリ
俺とグリはランタンを灯す
Tubasa
Tubasa
そう言いながら、ランタンを照らし続けていると…
Tubasa
Tubasa
俺が見付けたのは
天井に吊り下げられた 鳥籠のような檻だった
グリ
どうやら 誰かを見つけたみたいだ
???
グリ
その声に導かれるように
牢屋に向かって灯りを灯し続けると…
???
誰か捕まっているのを発見した___
???
と 檻の上から声が聞こえ
その場から降りてきた
グリ
俺はグリの前に立って
ランタンを打つ姿勢を作る
…だが
Tubasa
俺は咄嗟に攻撃をかわす
そして 攻撃対象が俺に変わって
襲いかかってきた
Tubasa
Tubasa
俺は攻撃をかわす
攻撃自体は簡単だから
ちゃんと見極めれば避けれる…
Tubasa
そう思っていた
???
俺がランタンを当てようと近付いた瞬間
Tubasa
遠くに蹴飛ばされた
グリ
動けない俺の方に
近付こうとしたグリは…
???
ガシッ
グリ
グリ
オバケが巻き付く
包帯に捕まってしまった
グリ
Tubasa
腹を蹴られた俺は
呼吸困難に陥りそうだった
グリはオバケに捕まっていて
離れそうな気配もない
Tubasa
正に 絶体絶命の状況だった___
シャルル
横をむくと
ランタンを構えたシャルルとメアリーが立っていた
シャルル
???
オバケはゆっくりと後ろに下がっていく
メアリー
メアリー
俺が視線を向けると
メアリーが俺の手を握っていた
Tubasa
Tubasa
俺は呼吸困難が治らず
苦しめられていた
シャルル
シャルル
???
???
俺は傍観者として
ただ眺めることしか出来なかった___
シャルル
シャルル
あれから 長い時間が経って
遂に決着の時
???
オバケは地面に倒れ…
シャルルはグリを救出することに
成功したのだった
グリ
グリ
シャルル
シャルル
友情の証として
握手を交わす
その時 2人の間に 熱い友情の絆が生まれた
グリ
オバケが落とした牢屋の鍵で
牢屋が開く
???
メル
牢屋から出てきたのは 金髪と紫髪が入った少女だ
メアリー
メアリー
メアリーとメルと呼ばれた少女は
お互いに抱き寄せ合う
メル
メル
メル
と 涙ながらに現状を話した
メル
そして メルは俺の方に視線を向けて
メル
メル
握手を交わす
だけど 吹き飛ばされて力が出ない
メル
シャルル
シャルル
…なんだかすごく申し訳なく感じる
Tubasa
グリ
グリ
メアリー
メアリー
メアリー
メアリー
メル
こうして俺は
グリやメアリー達に連れられて
牢屋を後にした___
Suzu
Suzu
ハンス
倉庫に戻ると
ハンスとSuzuがいた
シャルル
メアリー
ハンス
メル
メル
どうやら ここに全員集合したみたいだ
Suzu
Suzu
グリ
『後ろからオバケが来ているんだよね…』
俺達全員は後ろを向く
すると 杖を持って走っているオバケを目視した
Tubasa
…これは現実だ
少しずつ近付いてきている
メアリー
???
???
ジリジリと近付いて来ている
ハンス
ハンス
…永遠か
グリ
グリ
シャルル
俺はグリとシャルルに支えられ
拠点に向かって歩き出した___
Suzu
Suzu
俺は少し体を動かそうとする
メル
メル
傍にある救急箱で処置を受ける
ハンス
ハンス
メアリー
メアリー
メアリー
グリ
グリ
Tubasa
Tubasa
…とは言っても
傷が青紫になっていることだろう___
全員が寝静まったあと
俺1人___
満月を見上げていた
ハンス
後ろを向くと
ハンスがゆっくりと歩いてくる
Tubasa
Tubasa
…なんせ俺は吸血鬼
自己回復能力は かなり自信ある方だと思う
ハンス
俺はハンスの方を見る
俺の事心配してくれたんだな…と
心からそう思っていた
Tubasa
そして、多少の会話を交わしたあと
俺達は拠点に戻り眠りに就いた___
ハンス
2日目に続く