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Yuka
Yuka
Yuka
蒸したテントの中で
私は目を覚ました
アレス
アレス
もしかして、アレスくん聞いてた?
Yuka
Yuka
Yuka
アレス
うそぉぉ……
証拠隠滅…は出来ないか
そりゃあ…同じテントで寝てるから
耳にするのは当然か…
アレス
…たしかにそうかもしれない
噂好きのRuiくんとメイジーちゃんに
気付かれなくて本当によかった…
と 思っている
アレス
アレス
アレス
Yuka
Yuka
私とアレスくんは テントを出て
すみやかに中心区に向かった
中心区に行くと
Mai
3人組が立っていた
Yuka
Yuka
Mai
メイジー
メイジー
いやいや!
どれだけ3人で語ってたの?
ルカ
ルカ
…この様子だと、ルカくんも
聞かされていたのかな
ルカ
Mai
Mai
メイジー
メイジー
Mai
う〜ん…これは2人とも最初から乗り気だったのかな?
アレス
アレス
たしかに2人を見かけないような……
メイジー
Mai
ルカ
朝散歩?
…ってか、ここの人達はさ…
みんな散歩が好きなのかな?
朝食の準備を終えると
Rui
アリサ
アリサ
Ruiくんとアリサちゃんが
汗をかきながら
こちらに向かって走ってきた
Yuka
Rui
Rui
Rui
アリサ
アリサ
…いやいや!
朝から敵の本拠地に突っ込んできたオバケはどう思ったのかな…?
メイジー
興味本位なメイジーちゃんが
話に混ざってきた
アリサ
アリサ
アリサ
吸血鬼の伯爵とお嬢様?
大体想像付くけど…
どんな感じの人なんだろう?
Mai
Maiは動揺する
Rui
Rui
アレス
Mai
Mai
Mai
……あっ なるほど
そういうことか
Maiにいや過去を思い出してしまったのかもしれない
Rui
Rui
Mai
…それはよかった
だけど 1度傷付いた心の傷は 一生癒えないと思う___
朝食を済ませた私達は
今回の作戦を考えていた
Rui
アリサ
やっぱりそっちの方が効率はいいからね〜
メイジー
すぐに全員の意見が一致した
そして___
Yuka
アレス
アレス
アレス
アレスくんは
そう言って腕を捲った
アレス
現在の外の気温は32℃
霧が満月をちらっと隠している為
よほど…というほど暑くはなかった
Yuka
私はアレスくんにミニ扇風機を見せる
アレス
Yuka
Yuka
そう___私は
極度の寒がりだったのだ
その為 基本日陰に居れば そんなに暑くない…という体質だった
アレス
アレス
さっそく電源を付け
ミニ扇風機を回し始めた
Yuka
Yuka
私達は深い森に囲まれた沼を探索することにした___
Yuka
私とアレスくんは沼を探索中に
とある小さな建物を見付けた
アレス
アレス
外から見た感じは
使われていない『廃墟』のようなイメージだった
Yuka
建物には 所々建物に茎が巻かれ
通り道がとても狭くなっていた
アレス
以外にもアレスくんは強気で
入る体制を作っていた
さすがに 当の本人も気になっていたから
Yuka
Yuka
私はそう言った
絶対こういう場所には 何か居そうだなと思っているんだけど…
中が気になって仕方がない私は
アレスくんと2人__中に踏み入れることとなった
Yuka
茎をくぐり抜け 建物に入ると
そこはお城のような作りをした建物だった
アレス
アレス
広いエントランスホールに
大きな受付場所___
大量に飾られている美術品
私は すぐに建物がなんなのか理解できた
Yuka
Yuka
ここは 小さい頃の 憧れの場所だった
Yuka
〜迎賓館(げいひんかん)とは〜 〇東京に存在する建物のこと 内閣の議論会議の場所として使われている ※製作者も幼少期の頃に見学に来てます
アレス
Yuka
Yuka
経済や国会のことを あまり知らない私は
幼い頃に行ったことを交えつつ
伝えることにした
アレス
…忘れてた
ここは『店主』によって作り出された世界___
だったことを…
Yuka
私とアレスくんは
廃墟となった美術館を巡っていると
何やら怪しい教会を見付けた
アレス
アレスくんに向かれるがまま 向こうを見ると___
信仰者
信仰者
信仰者
見たことの無い信仰者が ひとつの仏像に向かって お祈りをしている
Yuka
Yuka
私は影からひょこっと覗き
向こうに行こうとすると…
ガシッ
Yuka
アレス
アレス
私の手を引き 冷静に告げた
Yuka
Yuka
アレス
“呪われているんだ”
Yuka
Yuka
ガチャッ
信仰者
アレス
物音を立ててしまった私とアレスくんは
即座に入口に向かって走り出す
アレス
アレス
信仰者
私達は信仰者に追われ続け
廃墟の美術館を走り続ける
Yuka
Yuka
私達は手を伸ばし
扉に向かう
信仰者
Yuka
信仰者との距離も近付いてきた
そして___
Yuka
Yuka
Yuka
Yuka
私は後ろを振り向く
私とアレスくんがいたのは さっきの場所
…だけど
アレス
アレス
アレス
私達がいた建物は
何事も無かったのかのように 空き地になっていた
あれは一体何だったのだろう?
???
???
???
???
???
???
Yuka
Yuka
私は後ろを振り向く
その時だった
ガサッ
視界が遮られてしまった
Yuka
アレス
隣からアレスくんの声が聞こえる
???
アレス
???
???
彼らの腕の中で暴れたが
大人の力には勝てなかった
私達は一体どこに連れていかれるのだろう…
そんな朦朧とした意識の中
私達は強制的な眠りに就いた____
Yuka
~Yuka視点 END〜
〜Mai視点〜
Mai
Mai
ルカ
私は ルカくんとメイジーちゃんの3人で
じめじめとした沼を探索していた
Mai
Mai
ルカ
メイジー
そう____私と一緒に行動している ルカくんとメイジーちゃんは
初めて会った時から 肌身離さず頭巾を愛用している
メイジー
メイジー
Mai
メイジー
ランタンを灯し
道を歩いていく
メイジー
メイジー
なんだか闇が深そうだね…
これ以上 聞かない方がいいのかもしれない
Mai
ルカ
ルカ
と、フードを外し、私とメイジーちゃんに見せてくる
メイジー
ルカくんのフードは
『オバケ』を再現した手作りフードのようで
縫い目がちょこっと曲がってたりしているけど
形にはなっているみたいだった
Mai
Mai
Mai
Mai
私はそう言ってフードを確認する
ルカ
ルカ
どうやら 本人も気が付いていなかったみたい
ルカ
ルカ
ルカ
ルカくんはぎゅっとフードを抱きしめる
ガサッ
私はリュックの中に 携帯用裁縫箱がないか探してみた
Mai
Mai
細針を取り、似た白い糸を通す
ルカ
Mai
Mai
Mai
そして 私は1針ずつフードを補強していった___
そして あれから10分後
Mai
Mai
Mai
私はルカくんに補強したフードを見せる
メイジー
実は私の趣味は裁縫であり
ほつれた物はもちろん 新しく物を生み出したりするのが好きだった
ルカ
ルカ
Mai
しかも強めに補強できたから
かなり長くもつはずだ
メイジー
Mai
ルカ
そう無邪気な笑顔を見せた
???
???
???
後ろを向くと 知らない人に話しかけられた
2人にとっては初めてだけど
私は見た事のある人だった
Mai
Mai
ルカ
Mai
そう___このオバケは
2日目にメルを拠点に連れ去った張本人
メイジー
メイジー
そう 私はこの吸血鬼伯爵と吸血鬼お嬢様の2人に
オバケ達の拠点に 連れ去られた記憶が蘇る
そしてその吸血鬼伯爵は
私達の方に近付いてくる
???
メイジー
そして
コウモリを出してくる
Mai
私は攻撃が当たる寸前で避け
ギリギリ回避する
ルカ
ルカ
ピカーンッ!
???
オレンジ色の光が私達を包み込む
その光に当たったオバケは
地面に倒れた
メイジー
ルカくんを当てたのと
ほぼ同時に メイジーちゃんはランタンを重ねる
???
???
しかし ランタンの効果が切れ
もう一度 私達を目掛けて襲いかかってくる
メイジー
メイジーちゃんの咄嗟の言葉で
間一髪 避けることができた
すると そこへ…
???
???
女の人が現れた
もちろん 私は覚えている
Mai
この女の人に 身柄を拘束されたのだから___
???
どうやら 向こうも覚えていたみたい
ルカ
ルカ
こんな形での『知り合い』なんて以ての外だけど
そう言い表すしか無かった
Mai
Mai
動揺した気持ちを隠せられない
そういえば あの袋はなんだろう?
そう思って 近くの袋を取ろうとしたら…
???
傘を回しながら攻撃を仕掛けてきた
またしても 間一髪で避けることができた
???
運がいいと言うより…
元々反射神経がいいのかな?
Mai
Mai
Mai
私が袋に触れようとする
その袋は かなり大きくて
人が入るほどの大きさだった
真実を問い詰めようと
近付いた瞬間___
ピカーンッ!
明るい光が差し込んできた
アリサ
アリサ
アリサ
ふと顔を上げると
アリサちゃんとRuiくんが
ランタンを構えていた
Rui
Rui
Rui
どうやら 2人も気付いていたようだ
ルカ
ルカ
アリサ
アリサ
アリサ
Rui
Rui
???
???
???
???
オバケ達も負けずと
言い合いを続けている
アリサ
そう言って 2つのランタンを取り出す
メイジー
メイジー
木で作られた緑色のランタンと 狼の形の青いランタン…
Mai
Mai
Rui
アリサちゃんは緑色のランタンを持って___
アリサ
アリサ
アリサ
Rui
Rui
まさか 証拠を握っていた人が2人もいたなんて…
想像もしていなかった
アリサ
アリサ
アリサ
スタンはオバケを怯ませる時間のこと
オバケに光を当てると 一定時間動きを封じることが出来るんだって
???
???
吸血鬼伯爵とお嬢様は
怯まず 攻撃を仕掛けてくる
アリサ
Rui
2人は華麗な動きで相手を翻弄する
メイジー
ルカ
私達は釘付けになり
その動きに見とれていた
ポーンッ
???
大きな袋が私達を目掛けて飛んできた
Mai
Mai
私達3人は慌ててその袋をキャッチする
そして____
???
???
???
???
???
いつの間にか
オバケ達は縄で縛られていたのだった
アリサ
アリサ
袋は硬い紐で縛られていて
中々解けない
Rui
ルカ
ルカくんがRuiくんに携帯用カッターを渡す
そして___
Yuka
Yuka
袋の中から出てきたのは
お姉ちゃんとアレスくんがいた
メイジー
メイジー
アレス
どうやら 2人はどっと疲れているみたい
Mai
過呼吸を起こしかけている
お姉ちゃんの背中をさする
Yuka
Yuka
アレス
なるほど 大体の事情は分かってきた
ビピピッ
同時に 笛の音が響き渡る
どうやら 2日目の鬼ごっこは終わったようだ
〜拠点〜
Yuka
Yuka
現在の時刻は19時ちょっと
今は夕食を食べていた
ルカ
アレス
メイジー
アレス
アレス
バーベキューの具材を焼きながら
そう答えた
アリサ
たしかに その建物気になる…
Yuka
そのことを話すと
メイジー
Rui
Rui
みんなは上の空みたく
夜空を確認したり 周りを見渡す
アレス
ちなみに 私もその噂は知らない
謎に包まれていたのだ
Mai
Mai
私がそう言うと
お姉ちゃんとアレスくんは 顔を真っ青にしてしまった
アリサ
楽しいバーベキューは
一気に雰囲気が暗くなってしまっていた___
メイジー
メイジー
レクリエーションかな?
Rui
アリサ
ルカ
Mai
怖い話が苦手な私とルカくんは
お互いに手を繋ぎ ずっと離さない
Rui
Rui
Rui
たしかに それなら怖くならなさそうだ
アリサ
アリサ
Yuka
私達は お姉ちゃんとアレスくんの実体験を聞くことにした____
Yuka
Mai
私達は お姉ちゃんとアレスくんから
色々な話を聞いていた
どうやら あの美術館は
儀式として使う場所として
再利用されていたらしい
メイジー
Rui
今は8月の終盤に近付こうとしている頃(編集時)
蒸し暑い時期だけど 夜はヒヤッとしている
ルカ
ルカ
ルカ
背筋がヒヤッとした___
その日の夜のこと
みんなと離れ 私達は3人
テントでのんびりしていた
ルカ
ルカくんは ぎゅっとフードを抱きしめ
メイジー
メイジー
メイジーちゃんは 温かい飲み物を飲んでいた
Mai
Mai
Mai
気のせいだと思うけど そうなのかもしれない
ルカ
ルカ
本を読んでいると
ルカくんが何かを見つけたみたいだ
ルカ
…今度はどうしたんだろう?
ルカ
ルカ
Mai
ルカ
えぇ…そんなことあるの?
逆にすごいんだけど…
あれから時間が経って
Mai
1人 眠れない私は星を眺めていた
Mai
Mai
あれから 双子の姉のSuzuとTubasaくんとは
連絡が取れていない
Mai
Mai
Mai
私は 星にそう願いを込めたのだった___
Mai
Day2 END