~渡辺side~
長い長い授業を終えて、涼太を待っていた
渡辺
涼太はなんか委員会?
あと日直らしい
だから先にここ来ててって言われたけど
渡辺
まじでここそっくり
高校時代涼太と通ってたカフェに
渡辺
渡辺
パラレルワールド?
というやつなんだろうか
渡辺
他にお客さんがいないことをいいことに
ネットで検索かけながらブツブツ言ってる
渡辺
だいぶやべぇやつだな俺……
渡辺
なんてこと考えてたら
カフェの向かいにある塾ぽい建物から
渡辺
見覚えのある高身長で細身の男が出てきた
渡辺
毎日のように会ってるから
少しの間会ってないだけでなんかもう……
懐かしくて
嬉しくて
渡辺
渡辺
亮平
俺、寂しかったんだ
だって、寂しいだろ
今までずっと一緒にやってきたんだから
渡辺
いきなり離れ離れになるなんて
会えて嬉しい……
亮平
あぁ、阿部ちゃんだ……
渡辺
警戒心むき出しの低い声で言われて
初めて気づいた
渡辺
渡辺
渡辺
阿部ちゃん、俺を知らないんだ
まだ垢抜ける前の幼い阿部ちゃん
阿部ちゃんだけど阿部ちゃんじゃない
亮平
亮平
俺のこと忘れたわけじゃない
ただ"知らない"だけなんだ
そう、わかってても……
苦しいじゃんか
渡辺
亮平
涼太
渡辺
落ち着け俺、不信感与えてどうする?
戸惑ってんじゃん阿部……
亮平
涼太
涼太
涼太
涼太
ああ……また涼太に助けられちゃった
俺には黙ってることしかできない
ごめん、涼太
亮平
亮平
亮平
亮平
渡辺
なんでこんな時も優しいんだよ
やめろよ……
涼太
涼太
亮平
亮平
渡辺
亮平
亮平
渡辺
亮平
涼太
涼太はいつも俺を救ってくれる
だけど、もうこんなんじゃダメだ
渡辺
涼太来なかったら不審者になってた
涼太
涼太
涼太
渡辺
涼太
渡辺
やっべぇ忘れてた
荷物置いて外出たから
トイレとでと思ってくれたかな
涼太
涼太
渡辺
渡辺
涼太
驚いて思わず声掛けちゃったけど
渡辺
涼太
渡辺
名前呼んじゃったの聞こえてないといいな
涼太
渡辺
渡辺
渡辺
涼太
渡辺
あ、余計なことまで言っちゃった
涼太
渡辺
わかってんだよ、んなこと
どうでもいいことなら言えるくせにな
ほんと、お前には……
涼太
涼太
涼太
渡辺
辰哉
辰哉
渡辺
涼太
辰哉
渡辺
なんでいんの!?
辰哉
涼太
阿部ちゃんといい……
ふっかまでこんな近くにいる!?
辰哉
辰哉
辰哉
涼太
まずいまずいって!
阿部ちゃんのことがあって
気をつけないとって反省したばっかなのに
辰哉
辰哉
渡辺
テンパっちゃってもうダメだ
俺がふっかの立場ならそうなるもん
ごめん、高校生の俺、もしかしたら警察に
辰哉
涼太
渡辺
涼太
涼太
なんて?
誤魔化してくれてるの、か……?
辰哉
辰哉
ふっか……
辰哉
涼太
涼太
いやもう黙っとこう
余計なことしか言えない気がする
辰哉
涼太
涼太
涼太
とりあえず頷いとこ
大丈夫かな
辰哉
辰哉
辰哉
辰哉
は?なんやそれ……
涼太
渡辺
辰哉
この世界でも俺ら有名なんかーい
てか警戒心ないんかこいつは
涼太
辰哉
辰哉
そして……
どの世界にいても繋がれるのかな
俺たちSnowManは
引き寄せられてる気がする
渡辺
辰哉
辰哉
辰哉
涼太
は……?
辰哉
涼太
涼太
あっっぶねぇ声出すとこだった
え、何言ってんのこいつ
辰哉
こっち見んな
とりあえず合わせておくか
渡辺
涼太
涼太
おーおーおー?
よくも口からどんどん嘘が出てくるんだ
しかもよくほぼワンブレスで言ったな!?
辰哉
涼太
涼太とはわけが違う
渡辺
辰哉
渡辺
涼太
渡辺
ばかそんなすぐに信じるなよ
辰哉
辰哉
辰哉
辰哉
辰哉
渡辺
記憶というか元の世界に戻りたいんだ俺は
辰哉
辰哉
涼太
ふっかがふっかでよかった
辰哉
辰哉
……ほんとにふっかでよかった
辰哉
涼太
渡辺
辰哉
いつもの調子じゃねぇかよ
辰哉
辰哉
涼太
食い気味すぎるだろ
あ、もしかしてそれ狙って……?
渡辺
涼太
渡辺
ことが上手くいきすぎて怖い……
ふっかの次といや……
渡辺
辰哉
ふっかならやっぱり……
照
辰哉
辰哉
いや、パニックパニック
展開早すぎるって
照
辰哉
渡辺
辰哉
照
照
うわぁこの感じ照だ
仕事に私情は挟まないのな
辰哉
辰哉
辰哉
辰哉
涼太
渡辺
照
辰哉
うわぁ照怪しんでる……けど
渡辺
渡辺
涼太
涼太
涼太
渡辺
ふっかとな仲良くなれた、かな?
というか、会えて嬉しかったけど
会ってどうすればいいかわかんないや
どうしたら
渡辺
涼太
渡辺
涼太
渡辺
涼太
渡辺
涼太
涼太
渡辺
涼太に言われたら……
そりゃやらなきゃだよ
渡辺
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