夢を見続け、追い続け、 そして 諦め、挫折。
…時間の無駄遣いじゃん。
だからコレが正解。
"正しい"答えなんだ。
『非現実的』。 それは自分に対して 言っていたことだ。
ずっとずっと…
自分に言い聞かせてきた。
"僕"には未来が無い。
そんな数パーセントの可能性に 自分の未来、命を賭ける勇気が無い。
俺はもう、 非現実な夢なんて見ない 否 見れないから。
僕 □▽
どういうこと…?
僕 □▽
非現実…って…
僕 □▽
そりゃ確かに非現実的な夢ですけど…
僕 □▽
僕 □▽
でも!
俺 □◆
…ねェ
俺 □◆
『人間は悲しい生き物』
…って聞いたことある?
…って聞いたことある?
僕 □▽
いや…
俺 □◆
ふゥんそっか
俺 □◆
じゃあ教えてあげる
俺 □◆
人間はさ、地球、生命という額縁から逃れることはできないんだよね
俺 □◆
無限ループ。
俺 □◆
ここは檻の中。
□◆は淡々と話し出す。
俺 □◆
この世は一種の物語でしか無い。
俺 □◆
死んでからこそ、人間は生きるんだ。
俺 □◆
何故なら此処は、地獄だから。
俺 □◆
儚く鮮やかな死は…
俺 □◆
人の心に、記憶に、
深く刻み込むように描かれ、
深く刻み込むように描かれ、
俺 □◆
人を変えてしまう程の力がある。
俺 □◆
そして
俺 □◆
醜く、孤独な死は…
俺 □◆
霞んだ色で、誰の記憶にも残らない。
俺 □◆
何の力も持って無い。
俺 □◆
俺 □◆
□▽はどっちを選ぶ?
僕 □▽
………
俺 □◆
…そう。
俺 □◆
じゃあ、きっと君もいずれ人の記憶に残るような死に方の方を選ぶさ。
僕 □▽
僕は何も言って無…
俺 □◆
それってさ
俺 □◆
迷ってる…ってことだよね?
俺 □◆
フフッ優柔不断はロクな人生生きれないよ?
僕 □▽
(何故笑ったんだ…?)
俺 □◆
…死はいつ、どの瞬間にやって来るのかは分からないけれど…
俺 □◆
必ずその時はやってくる…っていうのを
俺 □◆
人は分かって生きている。
俺 □◆
だから
俺 □◆
『人間は悲しい生き物』だって
言われてるんだよ
言われてるんだよ
僕 □▽
……?
俺 □◆
まぁた
だんまり?w
だんまり?w
俺 □◆
あ
俺 □◆
内容を理解出来なかったのかな?
俺 □◆
あはは 笑
僕 □▽
(久しぶりに□◆くんの笑った顔見た…)
僕 □▽
あの…
私 ○▽
おーい
私 ○▽
二人とも〜!
○▽が走ってこちらに向かって来ている。
私 ○▽
ふう…
肩で息をしている
私 ○▽
ゴミ捨てるのに手間取っちゃって…
私 ○▽
ごめんね?
俺 □◆
…
俺 □◆
ゴミ捨てに手間取ることとかある?笑
私 ○▽
あーるーのー!
僕 □▽
(懐かしい)
私 ○▽
あっそうそう、
私 ○▽
もう19:30になるって!
私 ○▽
どうせなら久しぶりに…
私 ○▽
私 ○▽
私の家、泊まってかない?
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コメント
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「人間は悲しい生き物」か…… ゴミ捨てに手間取るなんて……www ん!?泊まる!?え、どーなるの!?
読んでくれた方、有難うございます! 次回は結構恋愛的な、仄々としたお話にしようと思ってます! 結構、雰囲気で書いてるので変かもしれませんが、今後とも、宜しくお願いします。