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リムル

本当の炎を見せてやろう

これを見ても戦意を喪失しないってんなら

話し合いに持っていくのはもう無理だ

リムル

よく見ておけ

エクストラスキル「黒炎」

巫女姫

あぁ...あれは...!あの炎は...

巫女姫

周囲の魔素を利用した妖術ではありませぬ!

巫女姫

あの炎を形作っているのは純粋にあの者の力のみ、炎の大きさがそのままあの者の力━━━━!!

リムル

どうする?まだやるか?

オーガ

クッ...

リムル

((よしよしビビってるな頼むからこれで降参してくれよ))

オーガ

若、姫を連れてお逃げ下さい。ここはワシが...

オーガ

黙れ爺

オーガ

無残に散った同胞の無念を背負ったこの俺が...ようやく見つけた仇を前に逃げろだと?

オーガ

冗談ではない。俺は時期頭領として育てられた誇りがある!生き恥を晒すぐらいなら命果てようとも一矢報いてくれるわ!

オーガ

若...それではワシもお供致しましょうぞ

リムル

((...そう来たか。まずいな、完全に裏目に出てしまった。))

巫女姫

お待ちくださいお兄様!この方は敵では無いかもしれません!

オーガ

そこをどけ!

巫女姫

いいえ!

オーガ

なぜだ?里を襲った奴と同じく仮面をつけた魔人ではないか。お前もそう言っただろう!?

巫女姫

はい、ですが...昏睡の魔法に抵抗してみせたあの二人のホブゴブリンはこの者を信頼して慕っているようでした。わたくしを牽制していたオオカミも...

ぴっとり

リムル

チカイデスランガサン

巫女姫

それはオーク共を率いていた魔人の有り様とはあまりに違うように思うのです!

リムル

((ナイス!お姫様!もう一押し!))

リムル

よく考えろよ、この娘が本当はどっちを庇おうとしてるのか。なぁ若様

オーガ

む...

リムル

((ようやく話を聞いて貰えそうな空気になってきた))

リムル

もうこれいらないよな

オーガ

!?今何を...

リムル

捕食したんだよ。アンナのテキトーに投げたら死人が出るだろ

オーガ

...結局何者なんだお前は?

リムル

俺?俺はただのスライムだよ。スライムのリムル。

オーガ

スライムだと?馬鹿な。いくらなんでも

ポヨン

巫女姫

えぇっ

オーガ

ほ...ほんとに...

リムル

ちなみにこの仮面はある人の形身で今朝俺の手元に帰ってきたばかりだ。なんならお前らの里を襲ったやつと同種のものか改めてもらって構わない

リムル

ホレ

オーガ

あ、あぁ...

オーガ

似ている気はするが...

巫女姫

これには抗魔の力が備わっているようです。

オーガ

しかしあの時の魔人はオーラを隠してはおらなんだ

オーガ

では...

オーガ

...

リムル

( ・´ー・`)

オーガ

━━━━申し訳ない、こちらの勘違いだった。どうか謝罪を受け入れて欲しい

リムル

うむ、苦しゅうない

リムル

((やれやれ、一時はどうなることかと...))

五月蝿い

オーガ

リムル

ん...?この声は

ヴァー二ー

五月蝿い。

リムル

あぁ、ヴァー二ーか。悪いな、昼寝でもしてたk…

攻撃してきた

リムル

うおっ!?おいなんだよ急に...!

オーガ

ヴァー二ー!?

巫女姫

あの最古が魔王の1人、ヴァー二ー・フランシス!?

リムル

お、おう、そうだが...なんか今不機嫌か?

オーガ

天災と恐れられている魔王ヴァー二ーがお怒りに...

ヴァー二ー

ねぇ。

ヴァー二ー

さっきからさ、五月蝿いの。

ヴァー二ー

眠れないでしょ?

ヴァー二ー

死ぬ?

リムル

((おいおいおいおいなんかとんでもないもの怒らせちまったぞ?!))

ヴァー二ー

私、睡眠邪魔されるの嫌いなの。

ヴァー二ー

殺すよ?

リムル

っ...!

ヴァー二ー

あー。もういいや。殺しちゃお。

━━━━死ね━━━━━

オーガ

!?

オーガ

若っ!!

巫女姫

お兄様!

ヴァー二ー

なーんてね。あっはは!

オーガ

は......?

リムル

え゛?

ヴァー二ー

寝るの邪魔されたぐらいで殺すわけないじゃん!そんなに真に受けちゃった?私の演技!

リムル

いやそりゃ誰だって真に受けるだろ!

ヴァー二ー

え?ほんとに?

リムル

当たり前だろ!魔王に殺すって言われたら誰だって真に受けるだわ!

巫女姫

よ、良かった...

ヴァー二ー

あはは...えーと...ご、ごめんね?

オーガ

あ、いえ...お気になさらず、?

リムル

てかなんでヴァー二ー来たんだよ

ヴァー二ー

面白そうな気を感じたから!

巫女姫

まさか、あなたは魔王ヴァー二ーの配下の幹部なのですか、?

リムル

違うよ?

ヴァー二ー

うんうん。この街のみんなは私の配下じゃない。

ヴァー二ー

仲間だよっ!

オーガ

ヴァー二ー様に会うのは初めてですが噂通りの無邪気さと言うか...

ヴァー二ー

逆にほかの魔王が偉くしすぎなんだよ!ちょっとほかより強いからって威張りすぎなの!

リムル

((いやお前が絶対ノリ軽いだけだろ))

ゴブリン

あれ...?リムル様...?

リムル

おう、起きたかお前ら

リムル

オーガたちも大丈夫か?

巫女姫

はい、頂いた回復薬のおかげで...

リムル

よしじゃあ全員で街に戻るか

ヴァー二ー

だねー!

オーガ

全員て俺達もか

リムル

そうだよ。色々事情も聞きたいしな飯ぐらいだすよ

オーガ

招待はありがたいが...いいのか?そちらの仲間を傷つけてしまったが

オーガ

すまんかったのう

ゴブタ

ヒェッ

リムル

そりゃお互い様だしな。死人は出なかったしよしとしよう。それに今日うちは宴会なんだ。人数が多い方が楽しいだろ?

リムル

そういやお前ら名前は?

オーガ

いや、俺たちに名持ちはいないよ。

リムル

あ、そっか。普通はないんだっけ

ジュウウウ

ゴブイチ

リムル様どうぞ、

リムル

おう、ありがと

リムル様味分からないって言ってなかったっけ

今は人間のお姿だからな。きっとわかってくださる

うまいものを召し上がって頂きたいじゃないか

ゴブイチ

...リムル様?

リムル

うんっっっまああい!!O(≧∇≦)O

うぉぉおおおおおおお!!

リムル

美味いよゴブイチ君!!

カイジン

オークがオーガに仕掛けただって?そんなバカな!

オーガ

事実だ。

オーガ

武装した豚ども数千の襲撃を受け里は蹂躙しつくされた。

カイジン

信じられん...有り得るのかそんなこと...

ゴブタ

そんなにおかしいことなんすか?

カイジン

ゴブタか、当然だ。オーガとオークじゃ強さのケタが違う。

カイジン

格下のオークが仕掛けること自体ありえんし、まして全滅させるなど、

オーガ

全滅では無い。まだ俺たちがいる

カイジン

...すまん、

リムル

なるほどな、それゃくやしいわけだ

ヴァー二ー

大変だねーオーガも。

オーガ

肉はもういいのか?リムル殿にヴァー二ー様

ヴァー二ー

呼び捨てでいいよ?

オーガ

えっ...?

ヴァー二ー

うん。むしろ呼び捨てにして。あと敬語もなしで。

オーガ

あ、あぁ、わかった、ヴァー二ー。

ヴァー二ー

うむ、よし!

リムル

ちょっと食休み〜。

リムル

しかしお前の妹すごいな。薬草や香草に詳しくて、あっという間にゴブリナ達と仲良くなった。

オーガ

...箱入りだったからな。頼られるのが嬉しいんだろう。

リムル

で、お前らこれからどうすんの?

オーガ

どう、とは?

リムル

今後の方針だよ。再起を図るにせよ、他の地に移り住むにせよ、仲間の命運はお前の采配に掛かってるんだろ?

オーガ

...知れたこと。力を蓄え再度挑むまで

ヴァー二ー

当てはあるの?

オーガ

......

リムル

((こりゃノープランだな))

リムル

提案なんだけどさ、お前たち全員俺の部下になる気はあるか?

オーガ

は?

リムル

ま、俺が支払うのは衣食住の保証のみだけどな。拠点があった方がいいだろ?

オーガ

しかしそれではこの街を俺たちの復讐に巻き込むことに...

リムル

まあ別にお前たちのためだけってわけじゃない

リムル

数千の、しかも武装したオークが攻めてきたんだって?そりゃどう考えても異常事態だ。この町だって決して安全とは言えないだろうな。

リムル

そんなわけで戦力は多い方がこちらとしても都合がいい

オーガ

...なるほど

ヴァー二ー

あ、オーク倒していくのなら私に...

リムル

ヴァー二ーはダメ。

ヴァー二ー

えぇっ!?なんでなんで?!

リムル

お前オークどころか街ごと吹き飛ばすだろ

ヴァー二ー

そんな事しないよ?ちゃんと手加減するよ?

リムル

とにかくダメだ!

ヴァー二ー

ケチぃぃぃぃ

オーガ

...悪いが少し考えさせてくれ。

リムル

おう、じっくり考えてくれ

オーガ

...悪い話ではない。

オーガ

だが決めるのはお前だ。我らはお前と姫様に従う

父上!!

オーガ

っ...!

俺にもっと力があれば...っ

翌朝

リムル

...決めたのか?

オーガ

オーガの一族は戦闘種族だ。人に仕え、戦場にかけることに抵抗はない

オーガ

主が強者ならなおのこと喜んで仕えよう

オーガ

昨夜の申し出承りました。我らオーガ一同、貴方様の配下に加わらせて頂きます

リムル

((...こいつの気持ちにもっと配慮さべきだったな本当なら今すぐ刺し違えてでも仇を打ちたいだろう。これは自分自身の不甲斐なさを呑んだ一族の頭としての決断だ。))

リムル

わかった。オーガたちをここへよベ。

俺に出来るのは その決心を悔いのないものにしてやるだけだ

リムル

全員俺の配下となった証をやろう

転生したらスライムだった件

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リムル様かっくぃぃぃぃぇええ

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