吸血鬼に愛される

遅い…

なにやってんだろー

きんときとぶるーく、仲良いもんなー

きんときが吸血鬼ということを知るまで、普通に仲がよかった

ゲームでも、2人がペアになることが多かった…

なんで2人の時が多いんだろ…

て、話変わってきてる…

あ、そいえば…

きんときが言ってた昔会った女の子…

俺との共通点があるんだってな…

…

祖先…の、なんか、あったっけ…

確か…

…でも、少なからず900年前…

てか、その女の子は死んだんだったら、祖先のわけねえ…

！

でも、兄妹がいるかも

俺の家系ではないだろうが…

それでも、調べてみよう

でも待って…

その子ときんときが研究して作った血が、俺と全く同じ味の血だった…

意味がわからない…

世界に何人かいたってことか？

この…

俺と同じ味の血が…

…

よし、難しいことは考えなくていいや（）

写真…

写真…

ロングの癖っ毛の髪…

大きいリボン…

この子…？

家族写真だ

あの女の子らしき人物の写真が出てきた

この子には、弟と姉がいる

弟…

俺…

にそっくりだな…

てか、ここに写真ある…

てことは…

血、繋がってんなーこれ

遠くから、俺を呼ぶ声が聞こえた

俺は写真やらを雑にしまい、ぶるーくの元へ急いだ

ぶるーくは、俺の手を引き俺をハグする

ぶるーくは、俺の首を噛む

いつもりよも強く

なにかを探っているみたいに

一生懸命、俺が痛がらない程度でカプっとなんども噛んでくる

ぶるーくは、こんな急に噛むなんてこと、滅多にしない

俺はそんな珍しい行動に驚く

ぶるーくは、息を呑む

そこで１つ、俺は疑問に思うことを口に出す

ぶるーくの笑いからは、焦りが見えた

ﾌﾞｰﾌﾞｰ

机に置いてあったぶるーくのスマホから電話がきたようだ

そういいながら、ぶるーくは席を外す

結局、どうなんだろ…