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数時間前… トレセン学園 第2グラウンド

生徒a

いやぁ~、やっぱりマルゼンには敵わないなぁ…

生徒b

流石は特待生進学なだけあるよね~。

マルゼンスキー

フフッ♪ありがとっ。
でも貴方達の走りもチョベリグよっ。距離が違ったらどうなるか分からなかったもの。

生徒a

ほんと!?えへへ…ありがとう!

生徒b

それじゃあ私達もう行くね。これ、お礼のドリンクっ。また放課後に!

マルゼンスキー

えぇ、また。

マルゼンスキー(CV:Lynn)

颯爽としているが、どこか言葉遣いが古いお姉さん。 走りに純粋な歓びを感じるスピード狂で、道路では愛車のスーパーカーでレース場では自らの脚でかっ飛ばす。 圧倒的なポテンシャルを持ちながらも偉ぶることなく、皆から慕われている。

マルゼンスキー

マルゼンスキー

…ふぅ。

ドガッ!!

マルゼンスキー

!?

ミスターシービー

ちょっと、聞いてよマルゼン~。併走でルドルフがまたズルしたんだ。あのまま行けばアタシの方が勝ってたのに!

ミスターシービー(CV:天海由梨奈)

自由なレースの世界を愛するウマ娘。 彼女の醸す常識に縛られない雰囲気は、不思議なカリスマ性がある。 ――と、一見気ままな自由人に見えるがそれは、納得が出来ないことは絶対にしない、そんな頑固さがあるからで……? 実は人一倍不器用なウマ娘なのかもしれない。

シンボリルドルフ

おや…確かに僅差とはいえ、その言い方は無いだろう?残念だがあの勝負、勝ちは譲れないな。

シンボリルドルフ(CV:田所あずさ)

別名“皇帝”。 レースでの実力、政治力、人格はどれも飛び抜けている。 エゴイストではなく、常に己が正しい規範となることを意識し、ウマ娘誰もが幸福になれる時代を目指す理想主義者。

ミスターシービー

むぅ…。ねぇねぇ、マルゼンはどう思う?

マルゼンスキー

ちょっと…!いきなりベンチに座ってこないでよ。2人とも。心臓に悪いじゃない…!

マルゼンスキー

ふぅ……それに私、その勝負見てないのよ?さっきまでお友達と練習してたもの。

シンボリルドルフ

嗚呼、すまない…。
練習相手は……さっきの2人かい?君もまた熱心だな…マルゼンスキー。感心するよ。

ミスターシービー

んね~。よっ、流石は特待生♪

マルゼンスキー

フフッ…ありがとっ。
でも貴方達もでしょう?特待生のお二人さん。

数日前

マルゼンスキー

ハァイ♪マルゼンスキーよ。
目標は…そうね、チョベリグなウマ娘になることっ。よろしくね。

生徒a

チョベリグ…面白い人だね…!しかも特待生なんだって!

生徒b

ね!後で声かけてみようかな~。

教師

はい、では次の人…

シンボリルドルフ

はい。

シンボリルドルフ

シンボリルドルフです。
目標は、百駿多幸…全てのウマ娘が幸せに暮らせる世を創ること。

シンボリルドルフ

よろしくお願いします。

生徒b

わ…凄い……

生徒a

あの人、シンボリ家で結構優秀な人なんだって……凄いよね…

教師

はい、それでは次の…

ミスターシービー

はーい。ミスターシービーですっ。

ミスターシービー

目標は…んー、ないね♪

シンボリルドルフ

……??

ミスターシービー

アタシは自由に走りたいの。だから…目標とか堅苦しいのはイヤだな。

ミスターシービー

まっ、よろしくね~。

マルゼンスキー

ひゅ~~…♪

生徒a

あの人も特待生なんでしょ…?ミスターシービーさん。

生徒b

そうそう。何だか…特待生って色んな人がいるね。らしい人もいれば奇人もいるって言うか…

シンボリルドルフ

……あの2人、特待生だったのか…。

放課後

ミスターシービー

よいしょっと…。

シンボリルドルフ

すまない、少しいいか?ミスターシービー。

ミスターシービー

ん~?あ、キミ。確かアタシのクラスの子だよね。シンボリ…何だっけ?

シンボリルドルフ

シンボリルドルフだ。

ミスターシービー

あ~そうそう!ルドルフ!それでそれで?アタシに何か用かな?

シンボリルドルフ

大した用件は無いが…君は特待生だと聞いてね。
同じ特待生同士、挨拶がしておきたかったんだ。

ミスターシービー

へぇ~、律儀~。
でも嫌いじゃないよ。ありがとうね。ルドルフ。

ミスターシービー

ねぇねぇ、ルドルフはさ。中央に進学したの、後悔してない?

シンボリルドルフ

…?いや、していないが……

シンボリルドルフ

どうしてそんなことを…?

ミスターシービー

アタシ、後悔してるんだよね。ここに来て。

シンボリルドルフ

…!!

ミスターシービー

あぁいや、嫌ってわけじゃないよ。ごめんごめん。アタシの言い方が悪かったかな。

ミスターシービー

アタシね、囚われたくないの。走るのも、人生そのものも…自由が1番っ。

ミスターシービー

だから、後悔っていうか……後になって「ここには自由があるのかな」って考えちゃうって言った方が正解かな。

シンボリルドルフ

そう…なのか。

シンボリルドルフ

(「自由…か。私はシービーのような信念を持ち合わせたことがない。」)

シンボリルドルフ

「(色々と考えさせられるな…。)」

ミスターシービー

それで?キミはどうなの?ルドルフ。ここに来て後悔してる?

シンボリルドルフ

……。

シンボリルドルフ

……私は…

マルゼンスキー

ふふっ、難しいこと話してるわね。2人とも。

ミスターシービー

あ!マルゼン!

マルゼンスキー

ハァイ、初めまして2人とも。
特待生同士で話してるからつい妬いちゃった♪

シンボリルドルフ

マルゼンスキー…。

シンボリルドルフ

君も確か、特待生進学でここへ来たと聞いていたが…

マルゼンスキー

あら、知ってるの?私も有名人なのかしら♪

マルゼンスキー

でも、それは2人も同じでしょう?だから何してるか気になっちゃって。

ミスターシービー

「同じ特待生同士、挨拶がしておきたかった」んだって。ルドルフが。

マルゼンスキー

へぇ~律儀~。

シンボリルドルフ

(「…シービーと同じ反応をされた…。」)

シンボリルドルフ

こほん、とにかく…こうして出会ったのも縁だ。特に君達とは切磋琢磨し合い、絆を深めたい。

シンボリルドルフ

これからも…どうかよろしく頼むよ。

ミスターシービー

うんっ、よろしくね。ルドルフもマルゼンも。

マルゼンスキー

えぇ、もちろん。よろピクね。
ルドルフ、シービー。

マルゼンスキー

そうだ、親睦を深めたいなら帰りに一緒にカフェでもどうかしら。最近できたチョベリグなお店を知ってるの♪

ミスターシービー

え!いくいく!ルドルフも行くよね!

シンボリルドルフ

フフッ…嗚呼、私で良ければ是非。

ミスターシービー

堅いなぁ…まっ、出会って間もないし…これからだよねっ。

現在…

シンボリルドルフ

特待生は君も同じだろう、マルゼン。

シンボリルドルフ

さてと…私はもう一周走ってくるよ。
シービーは?

ミスターシービー

んー、アタシはパス。もう疲れちゃった。

生徒b

ハァハァ…!ルドルフ!シービー!マルゼンっ!

ミスターシービー

あれ、さっきの子じゃん。やっほ~。

生徒b

た、大変だよ…!アタシ達……の…隣のクラスの…生徒達が……!

シンボリルドルフ

……状況を説明する前にまずは落ち着いてくれ。話はそこからだ。

生徒b

う…うん……!

生徒b

……隣のクラスの生徒2人が…

生徒b

け、喧嘩してるのっ…!

シンボリルドルフ

何…?

マルゼンスキー

喧嘩…!?

ミスターシービー

うーん…しかも隣のクラスかぁ…参ったね。

シンボリルドルフ

入学早々荒れているな…。

シンボリルドルフ

よし、マルゼンは教師に連絡を。私とシービーは喧嘩の仲介だ。

ミスターシービー

えー!?面倒事に首突っ込むの?先生に任せればいいじゃん。

シンボリルドルフ

教師陣への連絡から現場の到着まで時間がかかる。その間我々が仲介役として出れば、被害を最小限に抑えられるはずだ。

ミスターシービー

ん~~…どうせ止めても行きそうだしなぁ…分かったよ。じゃ、賛成。

マルゼンスキー

それじゃあ、また後で会いましょう。貴方達も無茶しないでね。

ミスターシービー

はーい。じゃあ行くよ、ルドルフ。

シンボリルドルフ

…嗚呼。

ミスターシービー

……いた!ルドルフ、アレじゃない?

シンボリルドルフ

……あぁ。

シンボリルドルフ

…!!
彼女は……まさかシリウスか…?

ミスターシービー

…?どうかしたの?

シンボリルドルフ

いや…何でもない。行くぞ…!

カツラギエース

はぁ…はぁ……!!シリウス…ッ!!

シリウスシンボリ

しぶとい…ヤツじゃねぇか……

シリウスシンボリ

もう一発、お見舞いしてやr……

シンボリルドルフ

2人とも、そこまでだ。

シリウスシンボリ

…!!
お前…は……ッ…!!

シンボリルドルフ

生徒から通報を受けてきた。これ以上騒ぎにするのであれば、こちらも容赦しない。

シリウスシンボリ

…ご親切に最後の忠告をしに来たって訳か…

シリウスシンボリ

…"シンボリルドルフ"さんよ。

カツラギエース

っ……

カツラギエース

ルドルフだって……?

ミスターシービー

そうそう、喧嘩はやめた方がいいよ~。ここは仲良く穏便に、ね?

シリウスシンボリ

…ふん。一応言うが、手を出したきたのは向こうだ。

カツラギエース

はぁ!?元はと言えばシリウスが…!

シリウスシンボリ

何ッ!?

シンボリルドルフ

落ち着け…!
シービー、彼女を。私はシリウスを抑える。

ミスターシービー

はーい、了解。

ミスターシービー

「(あっちの子、シリウスって言うんだ…ルドルフの知り合いかな。)」

ミスターシービー

大丈夫?怪我は……あー、結構殴られたね…

カツラギエース

おう…サンキュー。でもアタシはどうってこと…

教師

おい、君達!!一体何をやっているんだ!

マルゼンスキー

皆、大丈夫…?!

ミスターシービー

おっ、良かった。
先生~、怪我人がいて……

教師

そこの"4人"ッ!!今すぐ職員室に来なさい!

シンボリルドルフ

……ん?

ミスターシービー

…えっ?

カツラギエース

……あー…

シリウスシンボリ

……。

マルゼンスキー

はにゃ…?

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